スーパーバイザーのキャリアプラン・キャリアアップするためには?

スーパーバイザー部門に配属されたら

新しくスーパーバイザーに任命された社員は、一般的にはまず新任研修を受講します。

具体的な研修内容は業種などによって異なりますが、メインとなるのは「指導・教育」「目標設定」「リスク管理」の3点です。

とくに指導方法・教育方法については、はじめて部下をもつ立場になる人が大半を占めますので、マネージャーとしての基礎をしっかりと学びます。

ただ、「自分で仕事をすること」と「ほかの人に仕事をさせること」は、まったく別物であり、新人スーパーバイザーは、この違いに戸惑うケースがよく見られます。

指示の出し方やアドバイスの仕方、ほめ方やしかり方、モチベーションを出させるためにはどうすればいいかなど、考えないといけないことは無数にあります。

「人の上に立つこと」の難しさに、あらためて直面することになるでしょう。

スーパーバイザーとしてスキルアップするには

スーパーバイザーに求められるスキルをまとめたものとして、よく「5C+1P」という言葉が使われます。

5つのCはコミュニケーション(伝達)、コンサルテーション(経営指導)、カウンセリング(相談対応)、コーディネーション(調整)、コントロール(管理)、Pはプロモーション(販売促進)を表します。

スキルアップするためには、これら6つをバランスよく伸ばしていくことが必要です。

スキルを磨く方法はさまざまであり、現場で実務経験を積む方法もあれば、先輩や上司に教わる方法、専門書などを買ってきて自分で勉強する方法、外部の研修を受講する方法もあります。

なかには、「スーパーバイザー士」という民間資格の取得に励む人もいます。

参考:一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会 スーパーバイザー士試験概要

いずれにせよ、6つとも一朝一夕で急に伸びるタイプのスキルではありませんので、長い時間をかけて、コツコツと自身を磨いていかなければなりません。

スーパーバイザーのキャリアパス・キャリアアップの考え方

社内におけるキャリアパス

スーパーバイザーのキャリアパスは、業界によって異なりますので、代表的なフィールドにおける具体例を以下にいくつかご紹介します。

小売・飲食

コンビニやスーパーなどの小売店、飲食店におけるキャリアパスは、まず接客や販売などの店舗スタッフからスタートします。

その後、副店長や店長に昇格し、店舗運営に関する実務に十分習熟したとみなされると、アシスタントスーパーバイザーやスーパーバイザーに任命されます。

それからのキャリアは人によって複数のパターンがあり、「マーチャンダイザー」や「営業」といった本部系の別職種に異動になる人もいれば、そのままスーパーバイザー部門の管理職に昇進する人もいます。

アパレル

アパレルにおけるキャリアパスも、小売・飲食と同じく、ショップスタッフからスタートするケースがほとんどです。

数店舗で店長職を歴任し、ベテラン社員になると、キャリアのどこかで本社に異動となります。

そこで、各人の適性などをみながら、「バイヤー」や「店舗開発」、「マーチャンダイザー」、「スーパーバイザー」などに任命されます。

コールセンター

コールセンターにおけるキャリアパスは、一般的にはオペレーターとして、消費者からの問い合わせ対応やクレーム対応、サービス案内などを手掛けるところからスタートします。

経験を積んだあとにスーパーバイザーになりますが、ほかの業界とは違って、いきなりスーパーバイザーになるケースもあります。

コールセンターでは業務がマニュアル化されているため、実務未経験者でもしっかりと研修を受講すればスーパーバイザーとして活躍できるようです。

社外におけるキャリアパス

スーパーバイザーのなかには、ある程度の実務経験を積んでから転職する人もいます。

スーパーバイザーの働きは企業の売上や利益に直結するため、優秀な人材は高待遇で迎えられます。

上記に挙げた「5C+1P」スキルを学ぶなどして腕を磨けば、高収入を得ることも決して難しくはないでしょう。

また、企業に勤めるのではなく、脱サラしてコンサルタントとして独立開業する人もいます。

ただし、独立して働く場合は、実力だけでなく依頼を取ってくるための人脈の広さや営業力なども求められますので、難易度としてはさらに高くなります。

コンサル業はとくに資格や免許も必要なく、また開業資金もかからないぶん、参入障壁が低く、競争は激しめです。