社会福祉士の1日のスケジュール・生活スタイル
社会福祉士の業務スケジュール
社会福祉士が受ける相談内容は、行政上の事務手続きから、食事や入浴などの介助方法指導、自宅の工事の手配まで多岐にわたります。
また、施設内にある窓口や事務所で相談を受ける場合もあれば、電話で相談を受け、各利用者の自宅に訪問する場合もあります。
このため、社会福祉士は、あらかじめ定まっている予定をこなしつつ、いつやってくるかわからない相談者にも対応しなくてはならず、その業務スケジュールはかなり流動的です。
昼食時に相談者が訪れれば、自分の休憩時間をずらすこともありますし、夕方に相談者から電話がかかってくれば残業することもあります。
社会福祉士は、最初から自分で予定を決めて働くというよりも、相談者の都合に合わせて、臨機応変に予定を変えながら働く職業であるといえるでしょう。
地域包括支援センターで働く社会福祉士の1日
地域包括支援センターは、保険、福祉、医療、虐待防止、介護予防など、地域で暮らす住民の生活を総合的に支援する公的施設です。
公的施設ではあるものの、地方自治体が直接運営しているわけではなく、委託を受けた社会福祉法人や社会福祉協議会などが運営主体となっているケースも数多く見受けられます。
このため、地域包括支援センターで働く社会福祉士は、地域住民からのさまざまな相談に応じるだけでなく、市役所をはじめとした関連する行政機関との打ち合わせにも、多くの時間を割く必要があります。
ケアハウスで働く社会福祉士の1日
ケアハウスは「軽費老人ホームC型」とも呼ばれ、高齢者が食事や洗濯などの介護サービスを受けながら生活できる入所型の介護福祉施設です。
ケアハウスで働く社会福祉士は、生活相談員として入所者からの相談対応を行うとともに、介護スタッフの一員として、入所者の食事や入浴、排せつの介助といった介護業務も行います。
また、利用者の買物や通院などに付き添ったり、盆踊りやお花見などのイベントに参加したりと、施設内での仕事だけでなく、外出する機会も頻繁にあります。