仕事体験談 子育て中の看護師でも働きやすい 回答者 : ひろさん(女性/42歳) 職業名 : 訪問看護師現在の状態 : 現役経験年数 : 12年 仕事内容 現在は福島県で働いています。 勤務先は病院の中の訪問看護部で、訪問看護部門のスタッフは全員女性で9名体勢です。 病院はクリニックであるため、病床数は19床。 全体の職員は約50名程度います。 私はここで正職員の訪問看護師として働いています。 もともと看護師の仕事しかしたことがなかったので、看護師以外の仕事にも興味はありません。 しかし看護師といっても病棟や外来、また在宅などいろいろな働き方があります。 そこで今からの時代は在宅医療が大切だと感じ、2017年の2月に転職し、訪問看護師になりました。 仕事のやりがい 訪問看護部にくるまでは病棟看護師しか経験がありませんでした。 病棟では処置や検査、やるべきことがたくさんあり、毎日忙しく患者さんにじっくりかかわるということが少なかったのですが、在宅に訪問して看護を行うようになると、患者にじっくりかかわることができるようになりました。 また病院とは違い、疾患を持ちながらも在宅で生活する患者さんをサポートする訪問看護師の仕事にはやりがいがあります。 患者さんの家庭環境や生活レベル、価値観など全てが丸見えになる訪問看護ですが、その中でも出来ることをサポートしていく難しさもあり、訪問看護は奥が深いなと感じています。 覚悟しておいた方がいいこと 現在は少しずつ在宅看取りを希望する人が増えてきて、訪問看護の需要が高まってきています。 患者の自宅に行く、プライベートな部分に踏み込んでいくこともあるので、とても神経を使いますし、常識的マナーや配慮がなければ難しいのではないかと思います。 始めは訪問看護師になると夜勤などがないので、夜勤のあった病棟看護師に比べ給料は激減します。 夜の待機などができるようになると、少し給料のアップは見込めますが、病棟の看護師に比べると給料は安くなるのがデメリットです。 しかし毎日朝から夕方までの勤務、交代で土日は休みを取れるということを考慮すると、子育て中の人には働きやすい環境だといえます。 給料・待遇 現在42歳で看護経験年数が12年の私の現在の基本給は、17万円です。 これはこれまでの経験を加味した基本給ですが、訪問看護部に入ったのが約半年前なので、仕方がないとも考えています。 手当としては、待機のときに呼ばれたら、その時間分がもらえること。 また残業は30分ごとにとることができます。 正職員はボーナスもあります。 私は中途採用であるため満額は不明です。 この職業の恋愛・結婚事情 訪問看護部では中堅層の看護師が多いです。 なぜなら新卒で訪問看護の世界に入ることは難しいからです。 ある程度病棟で看護技術を習得し、それから訪問看護に移る人が多いです。 私の職場では、全員が結婚し子育て中なので、お互いに気を遣いながら勤務をしています。 ほかの訪問看護部では中堅層ですが、未婚の看護師も少なくありません。 またどのような恋愛をしているかというと、普通の会社員と付き合っているような人が多いですね。 朝から夕方までの勤務なので、仕事が終わってからデートすることもできますし。 また結婚後も訪問看護師は仕事を続けることが少なくありません。 この職業を目指す人へのメッセージ 看護師は専門職ですが、その中でも訪問看護師は、在宅という限られた空間で看護を提供する専門性の高い分野だと思います。 またこれから高齢化がどんどん進む日本ではその需要も高まってきています。 訪問看護師は、順番で待機が回ってくることもありますが、基本的に昼間の勤務ですし、子育て中の看護師でも働きやすい職場であると思います。 また正職員でなくても非常勤としても訪問看護師を募集しているところが多いので、目指している人は一度取り組んでみるとよい仕事だと思います。 前の記事へ 次の記事へ
勤務先は病院の中の訪問看護部で、訪問看護部門のスタッフは全員女性で9名体勢です。
病院はクリニックであるため、病床数は19床。
全体の職員は約50名程度います。
私はここで正職員の訪問看護師として働いています。
もともと看護師の仕事しかしたことがなかったので、看護師以外の仕事にも興味はありません。
しかし看護師といっても病棟や外来、また在宅などいろいろな働き方があります。
そこで今からの時代は在宅医療が大切だと感じ、2017年の2月に転職し、訪問看護師になりました。
病棟では処置や検査、やるべきことがたくさんあり、毎日忙しく患者さんにじっくりかかわるということが少なかったのですが、在宅に訪問して看護を行うようになると、患者にじっくりかかわることができるようになりました。
また病院とは違い、疾患を持ちながらも在宅で生活する患者さんをサポートする訪問看護師の仕事にはやりがいがあります。
患者さんの家庭環境や生活レベル、価値観など全てが丸見えになる訪問看護ですが、その中でも出来ることをサポートしていく難しさもあり、訪問看護は奥が深いなと感じています。
患者の自宅に行く、プライベートな部分に踏み込んでいくこともあるので、とても神経を使いますし、常識的マナーや配慮がなければ難しいのではないかと思います。
始めは訪問看護師になると夜勤などがないので、夜勤のあった病棟看護師に比べ給料は激減します。
夜の待機などができるようになると、少し給料のアップは見込めますが、病棟の看護師に比べると給料は安くなるのがデメリットです。
しかし毎日朝から夕方までの勤務、交代で土日は休みを取れるということを考慮すると、子育て中の人には働きやすい環境だといえます。
これはこれまでの経験を加味した基本給ですが、訪問看護部に入ったのが約半年前なので、仕方がないとも考えています。
手当としては、待機のときに呼ばれたら、その時間分がもらえること。
また残業は30分ごとにとることができます。
正職員はボーナスもあります。
私は中途採用であるため満額は不明です。
なぜなら新卒で訪問看護の世界に入ることは難しいからです。
ある程度病棟で看護技術を習得し、それから訪問看護に移る人が多いです。
私の職場では、全員が結婚し子育て中なので、お互いに気を遣いながら勤務をしています。
ほかの訪問看護部では中堅層ですが、未婚の看護師も少なくありません。
またどのような恋愛をしているかというと、普通の会社員と付き合っているような人が多いですね。
朝から夕方までの勤務なので、仕事が終わってからデートすることもできますし。
また結婚後も訪問看護師は仕事を続けることが少なくありません。
またこれから高齢化がどんどん進む日本ではその需要も高まってきています。
訪問看護師は、順番で待機が回ってくることもありますが、基本的に昼間の勤務ですし、子育て中の看護師でも働きやすい職場であると思います。
また正職員でなくても非常勤としても訪問看護師を募集しているところが多いので、目指している人は一度取り組んでみるとよい仕事だと思います。