医師に向いている人の特徴とは? 適性や必要な能力・医師に求められること

医師に向いているのは、向上心のある人、誰に対しても誠実な人です。

というのも、医学は進歩しているため、常に新しい知識を探求していくことが必要だからです。

そして、不安を抱えながら受診する患者さんに対して偉そうな態度をとるのではなく、患者に寄り添い信頼されることも大切です。

ここではもう少し具体的に、医師に向いている人、スキル、向いていない人などについて解説していきます。

医師に向いている性格・適性

医師に向いている人
  • 向上心がある人
  • 他者に対して誠実な人
  • 粘り強い人

向上心がある人

医師という職業は、医師になるまではもちろんのこと、いざ仕事をスタートしてからもずっと勉強を続けなければなりません。

近年の医学の進歩にはめざましいものがあり、日々、新薬や画期的な手術の方法が発見されています。

医師たちは常に学会に参加してお互いの研究成果を発表し、こうした新しい治療法の情報収集に努めています。

これは、内科であれ、外科であれ、産婦人科であれ、医師である以上必要な姿勢です。

医師は、新しい知識を探求していくことに情熱が注げるかどうかが、仕事を続けるうえで重要なポイントになってきます。

身につけた知識によって、自分のスキルをアップさせたいという向上心がある人に向いている仕事といえます。

他者に対して誠実な人

病院で働く臨床医の仕事は、患者さんに薬を処方したり手術をしたりすることだけではありません。

病気を治すために一番大切なのは、患者さん本人の「治そうとする気持ち」です。

ときには、患者さんの不安な気持ちを解消するために話を聞いてあげたり力強く励ましてあげたりすることも必要です。

患者さんに誰よりも信頼されて安心感を持ってもらえるような医師になるためには、患者さんと同じ目線で向き合う誠意が大切だといえます。

また、近年では病院でも「ホスピタリティ」が重視される傾向にあります。

医師が上から目線で一方的に診察や治療を進めるのではなく、一人ひとりの患者さんの心に寄り添うことが、よいいっそう求められてきているのです。

ただ勉強ができるだけではなく、人に対しての思いやりの心、誠実さを兼ね備えた人が医師に向いています。

粘り強い人

研究医の仕事は、病気の原因や薬の効用を丁寧に解き明かすことです。

21世紀になった今でも、原因不明の病気はたくさんあります。

がん発症のメカニズムやアレルギーの予防法、難病の治療法など、研究すべきテーマは溢れていますし、まだわかっていないヒトの体のしくみには限りがありません。

こういったテーマは、長年研究されてきたにも関わらずいまだに解明されていないくらいですから、研究をしても簡単に結果が出るようなものではありません。

何十年と取り組んではじめて一つの事実にたどりつくこともあります。

したがって、とくに研究職として働く医師には、粘り強く一つのことを学び続ける姿勢が求められます。

医師になるには

医師に必要なスキル・能力

医療に関する専門的な知識・技術

医師に必要スキルの一つに、「テクニカルスキル」が挙げられます。

テクニカルスキルは、言い換えれば「専門知識や技術」などのことで、医師でいえば「医療知識や専門技術」を指します。

このようなスキルを身につけることは、医療の専門家として最も必要な要素です。

言葉以外の面でも患者さんに信頼される人柄

近年では、専門的な知識・技術があるだけでは不十分であるという考え方が主流になってきました。

それは医師に対しても例外ではなく、医療の専門スキルである「テクニカルスキル」以外の、「ノンテクニカルスキル」に分類される能力が求められるようになっています。

たとえば、患者さんに寄り添える「コミュニケーション能力」や、チーム医療のリーダーとしての「チーム統率力」などです。

いくらきちんとした研鑽をつみ、研究をし、まじめに診察や治療に従事している医師であっても、電子カルテの画面を見るだけで患者さんと一度も目を合わさなかったり、患者さんが疑問や不安に思うことを医師にたずねられないような雰囲気をつくっていたりしては、本当に優れた医師とはいわれない場面が増えてきています。

また、医療を介して人と接する医療人として、「ノンバーバルコミュニケーション」の重要性も見直されています。

ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉などでとるコミュニケーション以外のコミュニケーションのことです。

たとえば表情や口調、身だしなみ、声の大きさなどで、いかにして目の前に居る患者さんに寄り添えるか、また患者さんに「この医師は寄り添ってくれている」と感じてもらうことができるか、といったことが医師の世界でも重要視されはじめています。

医師に向いていないのはどんな人?

患者さんの命や健康を預かり、治療にあたる医師には、重要な適性がいくつもあります。

日々進歩する医療技術や医学知識を吸収する知的向上心や、それを現場に生かす応用力は欠かせない適性です。

また、医療チームである看護師や薬剤師などの専門スタッフのリーダーとなり、治療を進めていくリーダーシップや協調性も必要です。

自分が中心になって物事を進めていくことがあまり得意でない人や、責任が重いことは避けたいと考える人には、これらが業務の中心となる医師にはあまり向いていないといえそうです。

また、医師には、不安な気持ちでいる患者さんや家族を思いやって誠意をもって向き合うことや、名実ともにハードな仕事に耐えられるだけの体力があることも求められます。

これらの実態を受け止め、乗り越える覚悟が持てない人は、医師になるとつらいと感じてしまうだけになるかもしれません。

医師に向いている人のまとめ

昨今、専門的な知識・技術があるだけでは優秀な医師とはいえない時代になっています。

「向上心」、「コミュニケーション能力」や「チーム統率力」、そして言葉などでとるコミュニケーション以外のコミュニケーション「ノンバーバルコミュニケーション能力」などが求められているということを知っておきましょう。