医師の求人・採用の状況

医師の就職先にはどんなところがある?

臨床を専門とする医師の働き方には、大きく分けて病院やクリニックなどに勤務する「勤務医」と、自身で独立・開業し経営者としても手腕を発揮する「開業医」の2種類があります。

労働条件は勤務医と開業医で異なります。

一般的に、若手の医師ほど、激務といわれる大学病院や一般の大病院、専門病院などに勤務している場合が多く、年齢が上がるほど、開業をする臨床医が増えるため、開業医が占める割合が大きくなっています。

また、勤務医として一般の企業の「産業医」となったり、保健所をはじめとする官公庁などに勤務したりする働き方もあります。

医師の就職先の種類・活躍の場

医師の求人の状況

人間にとっていつの時代も健康は切り離せないものですので、医師という職業は長年にわたって社会に必要とされてきました。

それは現代社会においても変わることはなく、不況の世の中でも「医師免許を持っているのに就職先の病院がない」というケースはほぼ無いといって間違いありません。

むしろ、現在日本のあちこちで医師不足が深刻な問題となっており、診療科によっては病院の存続が危ぶまれるケースもめずらしくありません。

近年では、医療の発達とともにさまざまな分野の治療法が確立され、医療サービスも幅が広がっています。

また、日本では高齢化社会の進行でお年寄りの数が急激に増えています。

必然的に、がんや心臓病など年齢とともに罹患率が高くなる病気や慢性疾患の患者さんも増えていますし、体が不自由になった方のリハビリテーションや完治の見込みがない方のための終末期医療などの需要も以前より高まってきました。

こうした分野ではまだまだ人材が足りておらず、とくに若い医師の力を積極的に必要としています。

医師の就職先の選び方

臨床を専門とする医師の仕事内容や待遇は、勤務する病院やクリニックなどによって大きく異なります。

入ってから「こんなはずではなかった」ということがないために、面接時など事前に疑問点はよく確認しておきましょう。

また、医師不足が医療業界全体の問題であることは間違いありませんが、とくに人手不足が叫ばれているのは、小児科や産婦人科です。

小児科や産婦人科は、患者さんの容体が急変して深夜に呼び出されることもありますし、命に係わる診療の場合は常に訴訟のリスクがつきまといます。

しかし、小児科医や産婦人科医は未来を担う子どもたちの命を助けるために決して欠かすことのできない大切な存在です。

一人でも多くの医学生が小児科医や産婦人科医をめざすことが、いま切実に求められています。

それと同時に、人手不足の診療科では、若手の医師が就職し、働きやすい環境や待遇を整えるための見直しや改善が進められています。

医師の志望動機・面接

医師を志望する動機は、人によってさまざまです。

幼少期に抱いたあこがれから夢をかなえた人や、身内に医師がいてその影響で医師になった人、あるいは学生時代勉強が得意で、その頭脳を生かして医師になった人などいろいろなタイプの人がいます。

医師の就職時の面接では、その病院やクリニックを志望した動機を聞かれることはあっても、医師を志した動機を重要視するところはあまりないものと考えられます。

それよりも、どのような貢献ができるか、どのような医師として働きたいか、キャリアパスをどのように描いているかなどといった実際的な質問の方を重視されると考えてよいでしょう。

医師の志望動機・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

医師の配属先は、一般的には、出身大学の医局人事によって系列の病院やクリニックで空いたポストや役職に異動という形で采配されることが少なくありません。

しかし、医局人事とは別に、民間の病院やクリニック、診療所などで「医師」という職種で出される求人もあります。

また、出身大学や同門、同郷の医師を通じて誘われたり、話がきたりすることも少なくありません。

大きな病院や大学病院、クリニックなどの場合は、その機関のホームページに求人情報を公開しているケースもありますので、気になる医療機関のホームページを確認してみるといいでしょう。

また、昨今ではドクター専門の就職・転職エージェントに仲介をしてもらい、就職先を探すケースも増えています。

この場合は、自分で情報を集めるよりもより自分の希望する条件に合った就職先が見つけやすいことが特徴です。

よりよい待遇をエージェントが就職先としっかり交渉してくれるため、就職後のミスマッチが生じにくいこともメリットのひとつです。