ガス会社にはどんな職種がある?

営業系の職種

原料調達

ガスの主原料(都市ガスは液化天然ガス、LPガスは液化石油ガス)は、大半を海外からの輸入に頼っています。

原価を抑えて会社の利益につなげるのはもちろん、顧客に安心して利用してもらうため、安定した仕入れを実現するのも職務です。

産地の現地企業などと売買契約の検討や原料費用の予算策定、契約の維持管理などを行うため、かなり専門的な知識が求められます。

語学力も求められますが、高いコミュニケーションスキルが必要でしょう。

企画営業

実際の顧客を対象に自社のサービスを提案する職種で、大きく分けると家庭営業と法人営業があります。

家庭向け営業

主に一般家庭に対して、ガス機器を提案したりマーケティング戦略を立案したりします。

会社によっては法人向け営業に含まれる場合もありますが、ハウスメーカーやマンションデベロッパーに自社製品・サービスの提案を行うこともあります。

大手企業では、機器やサービス・リフォーム支援業務を顧客窓口となる地域協力店に提供するのも、家庭向け営業の仕事です。

法人向け営業

工場や病院、学校、ビル、飲食店などを対象に営業活動を行います。

法人の場合はランニングコストをおさえることも重要視されるため、自社製品やサービスの提案にとどまらず、エネルギーコストを削減するためのコンサルティング的な提案を行うこともあります。

顧客の業種は多岐にわたるため、ケースに応じた柔軟な提案力が求められるでしょう。

技術系の職種

企画・設計

ガス基地に建造するタンクの設計をはじめ、ガス基地を有効活用するための企画などが主な役割です。

タンクなどの設備設計では原料受入・送出時に必要になる計装設計や制御システムの設計などを行います。

調査や検討を十分に行い、自分のアイデアを具体化する企画力が求められるでしょう。

例えば、新造されたLNG(液化天然ガス)船のテストを造船会社と共同で行うのも、大手ガス会社の企画・設計の仕事です。

船内タンクの冷却やLNGポンプの試運転を行い、運搬されたLNG(液化天然ガス)が基地に正確に送り込まれるかなどを確認します。

基地の運用設計は広大な敷地を有効に使うため、関係する会社と共同で事業を進めるケースもあります。

生産・供給

基地に搬入したガスの原料を熱量調整などを行うことで都市ガスやLPガスを製造します。

生産関連職は安定したガス生産工程を管理するのが主な仕事です。

製造設備の運転管理や維持・メンテナンスなどを行うほか、省エネ、省コストを実現するため、運転サイクルの改善といった業務に取り組む場合もあります。

供給関連はパイプラインの工事管理や設計が主な仕事内容です。

各種住宅や賃貸物件、病院や工場など、建物を新築する際のガス配管・ガス設備の施工管理業務やガス管設置工事の設計などを行います。

実際にガスを使用する際の仕上げ工程をになうためやりがいは大きいです。

研究開発

主に大企業になりますが、自社に研究開発部門を設けているケースもあります。

研究分野は、ガスの分析、耐震性評価、金属・高分子材料分析、スマートエネルギーネットワークの構築、ライフスタイル研究など多様です。

また、IT技術やデータ分析を生かして業務改革や戦略立案を行います。

社内のIT環境を改善してグループ全体を安定稼働させる取り組みも、研究開発の仕事です。

一般的な職種

ほかの企業と同様、人事や総務、財務や経理など会社運営に欠かせない職種も当然あります。

そのほかチラシやTVCM・ホームページでのプロモーション活動を行うマーケティング職、新規事業開発職などもあります。