寿司職人への転職

同業種の転職は日常茶飯事

10年以上修行を続けると、そのころにはだいたい店の2番手、3番手のポジションになっていることでしょう。

これまで学んできたことがやっと身につき、周囲を冷静にみることができるようになり、職人を指導する立ち位置に変わってくる時期です。

この時点から別の店に移って修行を再スタートするか、実家が寿司屋の場合は家業を継ぐか、続けて店の一番にまで上り詰めるかの選択が迫ってきます。

他店に転職をする場合は一からの修行になってしまいますが、回転寿司からカウンターの店に転職といった別業態での修行や、地方から繁華街へ出るなどといった場合は、新しい知識や経験を得ることができることでしょう。

異業種の転職もあり

異業種からの転職も問題なくできます。とはいえ、寿司職人は経験がものを言う仕事です。

年はとっていても経験は初心者の場合、年下の先輩に仕事を教わるケースもままあるでしょう。

そんなときに素直な心で指導を聞くことができるかが重要なポイントになってきます。

また徒弟制度の残る業界のため、先輩の言うことは絶対です。プライドを捨てて真摯に仕事に向き合えるかどうかで成長の早さも違ってきます。

1日でも早く現場に慣れ、先輩の厳しい指導に耐えることができれば、異業種からの転職でも寿司職人になることができます。

厳しい現場に耐えられるか自信がないといった場合は、寿司職人の専門学校で基礎を学ぶという手段もあります。

ただし、国内のカウンターの店や高級店に就職したいと考えているなら、修行したい店に直接交渉し、一から学ぶ方法が一人前になる近道です。

年齢制限はない

基本的に飲食の業界に入るにあたり年齢制限はとくにありません。何歳からでも始められるうえ、腕を覚えたら一生現役で務めることができます。

とはいえ年齢が上がるにつれて人生経験も増えますが、体力は落ち、記憶力も低下していきます。

朝から晩まで立ち仕事のうえ、指導も厳しいため並大抵の意志では修行を続けることは難しいでしょう。

「何としてでも寿司職人として身を立てる!」「絶対に自分の店を持つまであきらめない!」といった揺るぎない意志を持ち続けることが最も大切です。