【2022年版】寿司職人の年収・給料はどれくらい? 統計データも解説
目次
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寿司職人の平均年収・給料の統計データ
寿司職人は10年以上の厳しい修行が必要な職業ですが、給料面については決して恵まれているとはいえません。
一般的なサラリーマンよりもやや低めの水準となることが多く、とくに見習い期間中はギリギリの生活になる場合もあります。
福利厚生も店舗や企業によって異なるので、しっかりと確認しておくことが大切です。
寿司職人の平均年収・月収・ボーナス
賃金構造基本統計調査
厚生労働省の令和3年度賃金構造基本統計調査によると、寿司職人の平均年収は、44.1歳で333万円ほどとなっています。
・平均年齢:44.1歳
・勤続年数:9年
・労働時間/月:168時間/月
・超過労働:9時間/月
・月額給与:252,400円
・年間賞与:299,800円
・平均年収:3,328,600円
出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
寿司職人 (Indeed) |
4,698,899円 | 時給 1,648円 |
日給 20,593円 | ||
月給 332,690円 | ||
寿司職人 (求人ボックス) |
385万円 | 時給 1,067円 |
月給 32万円 |
求人サービス各社の統計データを見ると、寿司職人の平均年収は約385万円〜470万円程度、現在の日本の平均年収と比べると、同程度からやや低めの年収といえます。
寿司職人の手取りの平均月収・年収・ボーナスは
上記の平均額から手取りを算出すると、年収は約309万円〜311万円程度、月給は約24万円〜27.8万円程度と計算できます。
ボーナスは月給の4ヶ月分で算出すると、約96万円〜111万円程となります。
寿司職人の初任給はどれくらい?
寿司職人の初任給は、月給15万円〜20万円程度となることが多いです。
まかないが出る店が多いので食費は助かりますが、生活をするには厳しいことも珍しくありません。
寿司職人の勤務先の規模別の年収(令和3年度)
寿司職人の年収は、勤務先の規模が大きくなるとやや高くなる傾向があります。
10〜99人規模の事業所に勤める寿司職人の平均年収は324万円、100〜999人規模は325万円、1,000人以上の規模では351万円、10人以上規模の事業所平均は333万円となっています。
上記グラフの基タイトルは「飲食物調理従事者」で調理師、板前、シェフ、バーテンダー、バリスタなど他職業を含むデータです。
※賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。
寿司職人の年収は、年齢が上がってもあまり変わらない傾向にあります。最も年収が高い世代は、45~49歳の381万円です。 全年代の平均年収は333万円となっています。 上記グラフの基タイトルは「飲食物調理従事者」で調理師、板前、シェフ、バーテンダー、バリスタなど他職業を含むデータです。 寿司職人の福利厚生は、店舗によって異なることが特徴です。 個人経営の昔ながらの寿司店では、人数が少なくて休みが取りづらかったり、休日出勤しても手当が出ないなど福利厚生が整えられていないこともあります。 しかしチェーン展開している企業では、週休2日制のほかに、産前産後休暇や介護休暇、家族手当、住宅手当、深夜手当などが充実している企業も多いです。 中堅どころの一人前の寿司職人で平均年収は300万円〜400万円程度になります。 仕事のハードさ、一人前になるまでにかけた努力などと見合わせれば、決して恵まれた収入とはいえないかもしれませんが、好きな仕事をする満足感はお金でははかり知れません。 キャリアを積むと給料が上がる場合もあり、たとえば回転寿司店では見習いやアルバイトを指導する立場になると手当がつきます。 また、高級寿司店は好待遇の店が多いようです。 独立開業して成功するすると収入が大幅にあがります。 独立開業するには寿司職人としての腕だけでなく、経営の才覚も必要ですが、成功すれば平均的なサラリーマンよりも高収入を得ることも夢ではありません。 寿司職人の中でも一流の高級寿司店で働く寿司職人の給料は、月給約44万円〜80万円程度、年収700万円〜1,000万円程度となります。 寿司職人の平均年収300万円台と比較すると、2倍から3倍近い給料です。 回転寿司店で働く寿司職人の給料は、月給約25万円程度、年収400万円程度になります。 海外の寿司店で働く寿司職人の給料は、月給約25万円〜80万円程度、年収400万円〜1,000万円程度になります。 寿司職人は海外で引っ張りだこなので、技術や経験のある日本の寿司職人は重宝され、好待遇で働くことが可能です。 ただし東南アジアなど物価が安い国では、日本よりも低い年収になることもあります。 出典:2022年現在(各社有価証券報告書より) 大手寿司チェーン店として知られるくら寿司の平均年収は、453万円でした。 ボーナスが4ヶ月分支給されると月給は27~28万円、ボーナスは110万円程度と算出できます。 100円均一の回転寿司「かっぱ寿司」で知られるカッパ・クリエイトの平均年収は、424万円とくら寿司よりやや低めでした。 ボーナスが4ヶ月分支給されると月給27万円程度、ボーナスは110万円程度と算出できます。 中国や東南アジアなどに海外展開していることが強みの、回転寿司レストランの「元気寿司」の平均年収は、470万円です。 ボーナスが4ヶ月分支給されると月給29万円、ボーナスは117万円程度と算出できます。 アルバイトの寿司職人の平均時給は、時給1,000円〜1,400円程度です。 1日7時間、週5日働いたとすると月給は14万円〜19万円程度、年収は約170万円〜228万円程度になるでしょう。 フリーランスとして働く寿司職人の給料・年収は、人それぞれです。 サービス内容も多種多様で、外国でプライベートシェフや寿司のケータリングを行ったり、日本で外国人向け寿司教室を開催したり、会社やイベントで出張寿司を提供する人もいます。 1回あたりいくらという仕事で、どれだけ仕事をしたかによって給料や年収もアップしますし、サービスに応じて単価を決めるのも自由です。 寿司職人として独立・開業した場合の給料・年収は、成功すれば雇用される以上の給料・年収が見込めます。 失敗すれば店が潰れてしまうリスクもありますが、成功すれば年収1,000万円も夢ではありません。 寿司職人の腕だけでなく経営者としてのスキルを身につけ、年収2,000万円を達成している寿司職人もいます。 寿司職人が収入を上げるためには、3つの方法が考えられます。 1つ目は長く厳しい修行を積み、一流の寿司職人になることです。 ほんの一握りではありますが、高級な寿司店では年収1,000万円以上稼ぐことができます。 2つ目は独立開業する方法で、リスクはありますが雇用されるよりも収入アップが期待できるでしょう。 3つ目は海外で働く方法です。 日本での寿司職人経験があるほど高給が見込め、経験が浅くても日本で寿司職人をするよりも高い収入で働ける可能性があります。寿司職人の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)
寿司職人の福利厚生の特徴は?
寿司職人の給料・年収の特徴
キャリアを積むと給料が上がる場合がある
独立開業すると高収入も可能
寿司職人の勤務先別の給料・年収
高級寿司店
回転寿司店
一般的なサラリーマンとほとんど変わらない給料で働くことができますし、チェーン店の場合は福利厚生が整っていることが多いです。海外の寿司店
寿司職人が所属する代表的な企業の年収
会社名
平均年収
平均年齢
くら寿司
453万円
31.1歳
カッパ・クリエイト
424万円
38.3歳
元気寿司
470万円
38.7歳
くら寿司の平均年収
カッパ・クリエイトの平均年収
元気寿司の平均年収
寿司職人の正社員以外の給料・年収
アルバイト
フリーランス
独立・開業
寿司職人が収入を上げるためには?