寿司職人は海外でも活躍できる?

寿司職人の海外での働き方・仕事内容

海外では引っ張りだこ

寿司職人は、海外でも活躍することができます。

1970年代にアメリカで始まった日本食ブームは、1980年代にはヨーロッパも巻き込み、世界的なヘルシーブームもあいまって、その勢いはいまだにとどまるところを知りません。

国内と同等か、あるいはそれ以上に海外での寿司職人の人気は高く、中では海外での生活をしたいがために仕事として寿司職人を選ぼうとする人もいるほどです。

寿司を食べるなら「日本人の寿司職人が握った寿司を食べたい」と思う外国人も多いので、日本人のニーズは高いです。

海外の寿司職人の仕事内容

仕事内容は寿司の握りはもちろん、仕込み、メニュー開発、仕入れなど寿司を提供するための業務全般です。

海外の店舗では、和食全般の調理を求められることが多いので、日本料理店や割烹での和食調理経験も役立ちます。

また現場経験が豊富な寿司職人の場合は、調理だけでなく料理長として経営も任されることもあるでしょう。

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寿司職人が海外で活躍するまでのキャリアパス

養成学校に通うと就職先が見つけやすい

海外の寿司店ではどこで修行をしたかよりも、定番のネタを握る技術を身につけていることが重視されるため、寿司職人の養成コースや専門学校を卒業して目指す人が多いです。

国外の寿司店の求人を紹介してくれる学校で学べば、スムーズに海外の寿司店に就職できるでしょう。

もちろん、日本の昔ながらの寿司店や日本料理店で修行を積んでから、海外の寿司職人の求人に応募する方法もあります。

語学や日本の知識を身につける

寿司店は、カウンターごしにお客さまと寿司職人が会話を楽しめるのも魅力です。

海外で寿司職人としての活躍を目指すのであれば、その国の言葉だけでなく、日本の古典や伝統芸能、政治などについて学んでおきましょう。

カウンターで外国人に聞かれて困ってからでは遅いからです。

海外の寿司職人のメリット・デメリット

メリット

海外で寿司職人として働くメリットは、日本で寿司職人をするよりも多くのチャンスが広がっていることです。

日本では当たり前の「日本人」であることが武器になりますし、経験が浅くてもやる気と体力があれば、日本よりも早くカウンターに立ち、料理長や店長に昇格する可能性もあります。

また日本よりも好待遇で、給料や年収も高く設定されています。

デメリット

海外で寿司職人として働くデメリットは、せっかく日本で勉強してきたことが役に立たないことです。

日本では容易に手に入る食材が手に入らない場合が多く、セオリーにとらわれることなく、そこにある食材でおいしい料理を作ることが大切です。

逆にいえば、日本在住の寿司職人とはまた違った工夫と努力が求められることが、海外の寿司職人ならではのセンスの発揮しどころといえます。

また日本の高級な寿司店と比べ、職人の技術が劣る店もあるようです。

海外にいても高い意識を持って技術の向上を目指さないと、日本に帰ったとき通用しない寿司職人となってしまいます。

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海外の寿司職人の給料・年収

給料は日本より高め

海外の寿司職人の給料は、日本の寿司職人よりも高い傾向にあることが特徴です。

日本の寿司職人の募集は年収300万円~400万円前後の募集が多いですが、海外では月給35万円~50万円程度、年収350万円~660万円前後の募集が目立ちます。

中には1,000万円の募集もあるので、日本よりも高収入を得たい人に最適でしょう。

もちろん好待遇な募集は、高級寿司店の店長レベルの募集なので、料理長などの経験がある人が求められます。

余裕のある資金計画が大切

海外の寿司職人は給料がいいことがメリットですが、ある程度余裕のある資金計画を立てることも必要です。

最低限の日常会話レベルの語学力をつけるために、数週間から数ヶ月間、現地で語学学校に通う人もいます。

また往復の渡航費、住居を借りる費用、就労ビザを申請するために数ヶ月かかることもあるので、初任給が入るまでの生活費は準備しておく必要があるでしょう。