寿司職人になるには

寿司職人になるまでの道のり

昔ながらの弟子入りする方法

寿司職人になるには、大きく分けて2つの方法があります。

親方のところに弟子入りする方法と、学校に技術を身につける方法です。

昔は中学校を卒業すると弟子入りすることも多く、徐々に職人として技術を仕込んでもらいました。

親方が親代わりとなって、弟子に社会常識も教えてくれました。

ただ、弟子入りすると、親方や先輩から技術を伝えてもらえる反面、給料は高くありません。

現代の若者の感覚に合わない面もあり、最近は中卒で弟子入りする人は少なくなっています。

そのため、寿司職人として一人前になったときには、20代後半というケースもあります。

学校やアカデミーを利用する

現在では高校卒業後、寿司職人を養成する学校やアカデミーで、技術だけを集中して学ぶことができます。

ただ、職人仕事を覚えるには反復練習が必要です。

ひとつずつゆっくり丁寧に覚えていくべきことも多々あります。

効率を重視しすぎて練習がおろそかになってしまうと、どんなに知識があってものちのち困ってしまいます。

早く技術を身につけたい人は、学校やアカデミーの利用がよいか、弟子入りがよいか検討したほうがよいでしょう。

また、寿司職人養成の学校はわずかしかありません。

実家から遠方の学校を選ぶときは、事前に一人暮らしの費用などを調べておく必要があります。

寿司職人の資格・難易度

寿司職人になるために、資格はとくに必要ありません。

店に入り一から修行をするか、短期間で寿司作りが学べる専門学校に通い、職人としての基礎を学ぶ必要があります。

取得しておくとよい資格は「調理師免許」ですが、必須の資格ではなく就職時にあればよいという程度です。

国家試験ですがマークシート形式の試験で60%以上が合格の基準となるので、難易度は高くありません。

参考:公益社団法人 調理技術技能センター 調理師試験

修行で店に入るときは、免許の有無はとくに気にする必要はないでしょう。

寿司職人になるための学校の種類

寿司を専門に学べる専門学校

寿司職人になるための学校は、大学、短期大学、調理師専門学校、寿司を専門に学べる専門学校があります。

寿司を専門に学べる専門学校では早ければ2ヶ月~1年程度で基礎を学ぶことが可能で、学費は養成機関によっても異なりますが、年間75万円~150万円程度です。

しかし学校での授業で教わるのは基礎知識です。

すぐに寿司店で実践できる力が身につくわけではありません。

寿司職人は腕があればどこでもやっていけますが、そのためには魚の目利きやさばき方、食材の扱い方、寿司の握り方など必要な技術を身につけなければなりません。

現場でしか学べないことも多いので、できるだけ早く現場で働くことを目指しましょう。

海外就職を目指すなら専門学校がおすすめ

寿司の専門学校は、国内だけでなく、海外への就職もサポートしています。

伝統的な江戸前寿司の職人のほか、海外の寿司店で働く現役シェフを講師を招いている学校もあります。

専門学校で学ぶと、ロール寿司など海外で人気のメニューを握れるようになります。

海外で寿司店をやりたい、就職したいという人にとっては短期間で寿司の基礎を習得でき、世界へ羽ばたける力強い教育機関ともいえます。

寿司職人になるにはどんな学校に行けばいい?

寿司職人に向いている人

寿司職人に向いている人は、ハードな仕事に耐えられる体力がある人です。

またお客さまにおいしいと食べてもらえるために、努力を惜しまない人も向いているでしょう。

鋭敏な味覚と嗅覚、食材の微妙な違いを感じ取るセンス、お客さまとの会話が提供できるコミュニケーション力、清潔感のある見た目があることも大切です。

寿司職人に向いている人・適性・必要なスキル

寿司職人のキャリアプラン・キャリアパス

弟子入りした場合

昔は寿司職人といえば「飯炊き3年握り8年」といわれ、一人前の寿司職人になるには10年以上の修行期間が必要とされてきました。

店に入ったら見習いから始まり、1年目は洗い場やホール、掃除を主に担当し、半年が経つころからやっと包丁を扱わせてもらえるようになります。

貝や小魚の下処理やまかない料理などの担当から始まり、少しずつ先輩に手ほどきを受けて任されることが増えます。

専門学校を卒業した場合

寿司職人の養成学校は効率的に基礎を学べるものの、高度な職人技や接客技術を学べるカリキュラムは充実していません。

現場に1日でも早く入り、どんな店でも通用する技術を身に付けるのが、一人前になるための近道です。

店長になるか、経営者になるか

一人前になったら、自身の技術力や知識を磨き続ける努力が必要です。

また多くのお客さまに来てもらう寿司店を作るには、握りの技術だけでなく、どれだけ自分のお客さまをつけられるか接客能力がポイントになります。

一般的に修行が15年以上になると店を任せられるようになるので、その店で店長や板長となる道があります。

また、独立開業して経営者になることも可能です。

寿司職人を目指せる年齢は?

寿司職人を目指せる年齢に制限はありません。

求人を見てみると「年齢不問」「未経験OK」の求人もあるので、何歳になっても目指すことは可能です。

しかし一人前になるまでに10年かかるといわれる職人の世界は、20代後半や30代から目指すと遅いという意見もあります。

朝から深夜まで立ち仕事で指導も厳しいので、並大抵の意思では修行を続けることは難しいでしょう。

未経験の場合はアルバイト採用となる求人もあることから、寿司職人として見習い期間も経済的にもやっていけるかどうかを慎重に検討することが大切です。

寿司職人は高卒から目指せる?

寿司職人は高卒からも目指すことができます。

寿司屋の求人は「学歴不問」のことが多いので、面接で熱意が伝われば採用される可能性があります。

ただし見習いの場合は給料が低かったり、未経験者はアルバイトでの採用だったりするので、求人内容をよく確認しておくことが大切です。

寿司職人は女性でもなれる?

寿司職人は、女性でもなることができます。

ひと昔前は女性の寿司職人はほとんど存在しませんでしたが、今では女性の寿司職人も増えました。

体力勝負の仕事なので女性に不利な面もあります。

しかし、女性ならではの視点を生かした細やかなサービスや、繊細な技術を生かして人気を集める女性の寿司職人も多く活躍しています。

女性の寿司職人のキャリアパス・結婚後の生活