寿司職人の就職・求人募集状況

寿司職人の就職先にはどんなところがある?

寿司職人の就職先は回転寿司や出前専門の寿司、地域密着型の出前中心の寿司店に、繁華街のカウンター中心の寿司店と業態はさまざまです。

回転寿司や出前専門の寿司店は大手のチェーン店が多いので、本社採用はもちろん、エリアごとの新卒や中途の求人募集も行われています。

企業規模が大きく福利厚生も整っているので、安定して働きやすいことが特徴です。

一方、カウンター中心の寿司店や高級店は、個人経営や中小規模の店が多く、都会や地方を問わずに全国にあります。

小規模な店では、仕入れから仕込み、握り、接客など幅広い業務を担当します。

10年以上の厳しい修行が一般的ですが、寿司職人として一流の技術を身につけたい人や独立したい人に最適でしょう。

最近では寿司職人の養成学校を卒業して、海外に進出する人も増えています。

海外でチェーン展開する企業では、職人としての経験が浅くても「日本人の寿司職人」であることがブランドとなり、恵まれた給料や待遇で働けます。

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寿司職人の求人の状況

求人自体は多い

求人サイトなどを見ても、寿司職人の求人自体は決して少なくありません。

寿司職人の仕事は労働条件はあまりよくないこともあり、人の入れ替わりが激しい傾向にあるためです。

逆に寿司店側からみると、本物の寿司職人と呼べる合格ラインに達する応募者が少ないといえます。

労働条件はある程度割り切ることが必要

寿司職人に限らず、一般的に小売業界や飲食業界の労働条件は恵まれていないことが多いです。

不満も出るかもしれませんが、好きな仕事につけたのだからと、駆け出しの頃はある程度割り切って考えるべきでしょう。

腕を磨けばよい待遇の店で働ける

未経験の寿司職人はかなり厳しい労働環境で働かなければいけませんが、一流の腕を持つと、好待遇の店で働けるでしょう。

薄給からスタートしても努力をおしまない人にはチャンスがあるので、自分を信じて職人技を磨き続けることがたいせつです。

求人の母数が多いことは、就職や転職のチャンスがあることを示します。

いざとなれば海外で一旗あげるという夢を持てるので、すべては自分しだいです。

アメリカやヨーロッパだけでなく、アジア各国でも出店する企業が増えていて、寿司職人の募集が行われています。

寿司職人の就職先の選び方

働きやすさを重視する人

寿司職人の就職先にはたくさんの業態があるので、自分がどんな寿司職人になりたいかを考えることが大切です。

タイプ別に見ると「働きやすさを重視する人」「寿司職人の技術を重視する人」「高待遇で働きたい人」の3パターンに分けることができます。

働きやすさを重視する人は、回転寿司や出前専門の寿司店が向いています。

大手企業がチェーン展開していることが多いので、経営が安定しており、効率よく高い給料をもらえます。

シフト制で働ける企業や、中には労働時間8時間・残業なしを徹底している企業、残業代を全額支給してくれる企業などがあります。

個人の寿司店では労働時間が長くなりますが、チェーン店なら、労働環境は安心です。

有給や連休を取りやすい配慮があったり、福利厚生が充実している企業もあるので、仕事とプライベートも両立しやすいでしょう。

また寿司職人としての高度な技術や客あしらいが要求されないため、昔ながらの寿司店のような厳しい修行は行われません。

しかし中にはそもそも寿司をロボットが握る企業もあるため、寿司職人としての求人があるかを確認することが必要です。

寿司職人の技術を重視する人

一方、地域密着型の寿司店やカウンター中心の高級寿司店は、チェーン店とは真逆で厳しい修行が10年以上続きます。

「心から寿司職人になってよかったと思えるのは、人生後半になってから」といわれるほど、早朝から深夜まで働く過酷な現場です。

しかし昔ながらの寿司店で修行をすれば、握りの高い技術や、魚の目利きの知識などが身につきます。

これらの経験は独立後の成功を左右するので、将来自分の店を持ちたいと考えている人や、どんな高級店にも通用する一流の職人になりたい人は、カウンター中心の独立店舗での経験が必要不可欠です。

高待遇で働きたい人

高待遇で働きたい人は、一流の職人になって高級店で働くか、海外の寿司店で働く方法があります。

海外に出店する企業では日本人の寿司職人を高待遇で雇う場合が多く、経験が浅くても年収300万円から500万円前後、経験豊富な寿司職人であれば年収1,000万円の募集もあり、日本の倍以上の収入です。

日本よりも物価が安い国では年収も下がってしまう場合もありますが、それ以外の地域では、日本で寿司職人をするよりもはるかに高い給料を稼げるチャンスがあります。

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寿司職人の志望動機・面接

志望動機は熱意を伝える

寿司職人の志望動機は、「なぜその店や企業で修行をしたいか」を明確にすることが大切です。

一人前の寿司職人になるには何年も修行をすることが必要なので、「この店の味にほれこんだ」「来店したときに客あしらいが素晴らしかった」など、店舗を選んだ理由や熱意をしっかりと伝えます。

さらに「最年少で料理長を目指したい」「自分の店を持ちたい」など、どんな寿司職人になりたいか目標を伝えることも重要です。

チェーン展開している企業では、売り上げ重視の店舗やインバウンドに力を入れている企業もあります。

各企業についてよく調べたうえで志望動機を練り、面接にのぞめば、採用されやすいでしょう。

面接は身だしなみに注意

面接では志望動機のほかにも、最後まで修行をやり抜けるかどうか根性や忍耐力、体力があるかが問われることを意識しましょう。

寿司店は清潔感を大切にしていますので、面接時の身だしなみにはとくに注意が必要です。

スーツや制服はシワがつかないようにアイロンをかけて革靴を磨き、髪の毛を整え、爪は短くしておきます。

寿司職人の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

寿司職人の就職先の探し方は、大きく分けると3つです。

1つ目は求人サイトを使った方法で、一般的な総合求人サイトはもちろん、寿司職人に特化したサイトでも探すことができます。

たとえば「SUSHI JOB」では、寿司職人や和食に特化した求人情報が掲載されており、全国の寿司店や優良店舗、海外の求人や海外寿司事情まで、幅広いコンテンツが充実しているのが特徴です。

参考:SUSHI JOB

また飲食店に特化した「飲食求人サイト グルメキャリー」も、寿司職人の求人が見つけやすいでしょう。

求人情報を探すだけでなく、スカウトを受けたり合同企業説明会に参加することもできます。

参考:グルメキャリー

2つ目は、専門学校や養成学校で就職サポートを受ける方法です。

有名店や世界各国の店舗から求人が届く学校や、卒業生向けの求人がある学校もあるので、優良校に入学することが就職先の見つけやすさにもつながります。

3つ目は、修行したい寿司店を訪ねて、お店や親方に直に頼んでみる方法です。

昔は弟子入りするのに知人からの紹介という方法もあったので、コネクションを利用するなど、積極性も必要かもしれません。