板前への転職・未経験からなるには?

板前への転職状況は?

他業界からの転職状況

板前は年齢制限がなく、多くの店で人手不足が課題であるため、他業界・異業種から未経験でも転職することができます。

しかしまずは給料が少ない見習いから始まるため、早朝から深夜まで働ける体力と、自分より年下の後輩の指示を素直に聞く覚悟が必要です。

まったく知識がない場合は、調理学校に入学し、料理全般の基礎的な技術と知識を学んでから就職するという方法もあります。

いずれにせよ、異業種からの転職は過酷な板前修業に耐えられるかにかかってくるため、まずは板前になって何がしたいのか、明確な目標を決めてから行動することが大切でしょう。

板前は転職が日常茶飯事

板前は経験があれば腕一本でやっていける職業だからこそ、転職者が多い職業です。

板前修業が終わると、その店にとどまるか、もしくは他店にうつるかの選択が待っています。

また板前になってからも他店へヘッドハンティングされたり、さらに待遇のよい店を求めて転職することは日常茶飯事です。

板前への転職の志望動機で多いものは?

板前の転職の志望動機で多いものは、「料理が好き」「人を料理で喜ばせたい」「店の味にほれ込んだ」の3つがあげられます。

1番多いのは「料理が好き」という理由で、板前になるには欠かせない素質であることから、アピール材料にもなるでしょう。

また板前は、料理を通じてお客さまに感動を与え、笑顔や幸せを届ける仕事であるため、人を喜ばせたいという気持ちがある人が向いています。

転職者で意外に多いのは、通っているうちに店の味にほれこみ、師匠についていきたいとその店を志望する人です。

お客さまで来ているときと修業中は厳しさがまったく異なりますが、理解した上で応募している場合は情熱が伝わるため、好感度も高いでしょう。

板前の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

未経験・社会人から板前になるには

未経験・社会人から板前になるには、「未経験歓迎」「板前見習い」の求人に応募することが第一歩です。

板前は技術ありきの仕事であるため、まずは見習いとしてキャリアをスタートします。

一人前になるには最低でも2年〜3年、一般的には10年かかることへの覚悟があれば問題ないでしょう。

必要な資格はとくになく、学歴も重視されません。

板前はやめてしまう人も多く、人手不足が業界の課題であるため、全国のいろいろな店舗で未経験の中途採用の募集も多いです。

修業への覚悟があることと、板前になりたい情熱がアピールできれば、未経験や社会人から板前を目指すことは十分に可能といえます。

板前への転職に必要な資格・有利な資格

板前への転職に「調理師免許」が必要だと思われがちですが、実際のところは就職時に取得できていなくても問題ありません。

資格がないまま調理をし続ける人もいますし、転職してから取得を目指す人もいます。

ただし中途採用の応募資格になることもありますし、「技術手当」などの名目で月1万円〜2万円の手当てがつく企業があるなど、有利になる資格なので取得しておくとよいでしょう。

調理師免許を取得する方法は、指定の学校を卒業する方法と、2年以上の実務経験ののちに試験に合格する方法の2つです。

指定の学校を卒業する場合は、専門学校に通うことになりますが、初年度の学費は62万円〜217万円ほどで1年〜1年半ほどで卒業することができます。

資格取得のためだけに通うには高額ですが、日本料理の技術や知識が学べるという点においては、転職時のアドバンテージとなるでしょう。

また2年の実務経験を積んでから受験する場合は、独学で勉強することになるので受検料だけで済みます。

都道府県ごとに受験料は異なりますが、たとえば東京都は6,400円です。

参考:東京都福祉保健局 東京都調理師試験

板前への転職に役立つ職務経験は?

板前への転職に役立つ職務経験は、もちろん調理経験でしょう。

板前は経験が上がれば上がるほど就職条件が有利になるため、中途でも経験がどれだけあるかで就職できる職場も変わってきます。

優秀な人ほどヘッドハンティングされるケースもありますので、まずは板長を目指して腕を磨きましょう。

未経験の場合は、接客経験も評価の対象になります。

板前になるとカウンター越しにお客さまと会話をしながら調理することもあるので、コミュニケーションスキルが高い人ほど有利になるでしょう。

職務経験のほかにも、盛り付けが美しくできる「美的感覚」もアピールポイントになります。

板前への転職面接で気をつけるべきことは?

板前への転職面接で気をつけるべきことは、人柄が何よりも重視されるため、ハキハキとした受け答えや清潔感のある身だしなみを意識することです。

また転職してまで未経験から板前の修行をする場合は、下っ端として働く覚悟があることはもちろん、「なぜ板前になりたいのか」「叶えたい夢や目標」などの熱意が伝わらなければ合格は難しいでしょう。

合わせて「なぜこの店舗・企業を選んだのか」ということも聞かれるので、しっかりと準備をしておくことが大切です。

今回採用してもすぐに辞めないかどうかを確認するために、「前職を辞めた理由」もよく聞かれます。

「目標があってスキルアップのために退職した」などポジティブな理由は、逆に評価されることもあるので、マイナスイメージにならないような理由をまとめておくことをおすすめします。

板前への転職可能な年齢は何才くらいまで?

板前は年齢制限がないので、40代や50代でも目指すことが可能です。

「年齢不問」の求人もあるので、やる気と根性があり、早朝から深夜まで働ける体力に自信がある人ならば問題ないでしょう。

キャリア形成のために「40歳まで」など制限を設けている店舗もありますが、やる気しだいで雇ってもらえることもあるようです。

ただし転職者の中には、採用されてから人間関係で苦労して悩んでしまう人もいます。

多くの板前が10代後半または20代前半から修行をしており、板長になるのは30歳前後です。

そのため35歳で見習いとして採用された場合は、多くの先輩が年下なのに、下ごしらえや準備など先輩のための作業をしなければいけません。

とくにプライドが高い人はそのギャップに耐えられないことも多いため、自身の年齢と職場環境を考えた上で転職にふみ切るとよいでしょう。

手先の器用さや、味を舌に覚えさせるために若ければ若いほどいいという意見もあります。

未経験から板前の転職での志望動機

未経験から板前に転職するときの志望動機は、板前になりたい熱意を伝えることが大切です。

志望動機を作るときは、「板前を目指したきっかけ」「なぜその店舗・企業を選んだのか」「板前としてかなえたい目標・夢」の3つを組み合わせて考えるとよいでしょう。

たとえば料理が好きな人なら、「日本料理が大好きで、プロの味でお客さまを喜ばせる板前を目指しました。」ときっかけをまとめることができます。

その後に「御社は地産地消にこだわり、地域活性化を目指すことに共感し志望しました。5年後には自分の店を持ちたいので、1日でも早く即戦力となれるよう努力したいです。」と理由や目標を伝えます。

それに加えて、体力があることやあきらめない根性があること、前職で培ったコミュニケーションスキルなどがわかるエピソードを何かひとつ盛り込むと、さらに強いアピール材料になるでしょう。

調理の経験がなくても、今ある情熱ややる気を伝えることが大切です。