裁判官の資格と資質

裁判官の資格

裁判官になるためには、法科大学院を修了するか、あるいは予備試験を突破したうえで、司法試験に合格する必要があります。

犯罪歴がないかなど、身辺については他の職業よりも詳しく調べられますが、司法試験に合格し、司法修習を終えれば、裁判官に任官される可能性があります。

裁判官に求められる資質とは

裁判実務・法律に関する幅広い知識が必要です。法律は新しく制定されたり、改正されたりしますので、これらの最新の情報を常にアップデートしなければなりませんので、広く社会の動向に目を配ることが重要です。

また、どんな裁判官でもあらゆる刑事裁判・民事裁判を担当する可能性があります。ある年は離婚事件を担当し、次の転勤先では刑事裁判を担当し、その次は知的財産を専門に扱う…ということも当然のようにあります。

あらゆる分野でスペシャリストである必要があり、知らないことは積極的に学ぶことが求められています。

このように、幅広い教養と知識を有していること・またこれを学びとる姿勢が重要なのです。

また、裁判官は1人で判決までを担当すると思われがちですが、合議体であれば3人の判事の合議により判決を導かなくてはなりませんし、書記官や事務官、調査官らとの連携なくしては、円滑な訴訟遂行はありえません。

また、最近の刑事裁判では裁判員制度が導入されたこともあり、裁判員らとのコミュニケーションを重視するようになってきました。このように、裁判に関わる人々との協調性が重要な要素となっています。

また、裁判官は特に決められた労働時間というものがありません。公判の際に法廷にいさえすれば、あとはどこで何をしようと原則としては自由です。

しかし、裁判官1人あたりが200件以上の事件抱えているといわれる昨今、これだけの膨大な案件を裁くのは大変なことです。

このような意味で、自己管理力が長けている人が向いているといえるでしょう。