通信講座や独学でパタンナーになれる?

学校に通うのが近道

パタンナーは職人的な要素の強い職業であり、未経験者が現場に入ったとしても、すぐに第一線で仕事をこなせるわけではありません。

まずパタンナーとしての基礎を身につけたうえで、あらゆるパターン製作をこなしながらスキルアップを目指していく、というのが一般的な流れです。

通学制の専門学校の場合、講師から直接指導を受けられるのはもちろん、現場に出て困らないように実践に即したカリキュラムが組まれています。

企業側も、こうした専門学校の卒業生に絞って採用するケースが多いため、専門学校に通うことはパタンナーとして就職するための一番の近道といえるでしょう。

実践を意識すると現実的ではない

通信講座もありますが、これはすでに通学制の専門学校で学んだ人や、実務経験のある人がさらなる応用力を身につけるためなど、ステップアップを目的とするものが中心です。

未経験者や初めて学ぶ人が通信講座のみでパタンナーへの就職を目指すのは、非常に厳しいと言わざるを得ません。

たとえ通信講座で勉強を始めてみても、作図などでわからないことが出てきたときにその場で講師に質問できず、結果的に挫折してしまう人が多いようです。

また、パタンナーの就職試験では「ポートフォリオ」(作品集)の提出が求められるケースが多いです。

ポートフォリオ製作に関しても、学校に通えば講師から良し悪しのアドバイスをしてもらえますが、自分の力だけで一定レベル以上のものを完成させるのはとても大変なことです。

では、働きながら通う人の多い夜間の専門学校はどうでしょうか。

夜間講座の場合、昼間の学校とは通学時間や通学日数が違ったり、カリキュラムも微妙に異なることがありますが、講師のアドバイスを受けながら学べるという点では、やはり通信講座よりも強いです。

講師の実績や就職率なども確認しながら、確かな基礎と実践的なことを学べる環境を選ぶほうが、夢へはより近づきやすいといえます。

通信や独学でも資格の取得は可能

「パターンメーキング技術検定」や「CAD利用技術者検定」など、パタンナーの実務に生かせる資格の取得を目指すのであれば、通信講座や独学でも可能です。

これらの資格があれば、パタンナーとして求められる技術の一部を身につけていることを証明できます。就職の際に有利に働くこともあるようです。

しかしながら、やはり一般的なパタンナーの就職においては、学校でパターン製作の基礎を身につけていることが求められます。

未経験者であって資格だけ保有している場合、それが就職に大きく役立つということはあまり期待できないため注意が必要です。