勤務時間
一般的に、パティシエの勤務時間は非常に長いことで知られています。日によっては残業を含めて10時間以上の勤務になることも珍しくはありません。
ホテルに勤務する場合は、曜日によってゆとりがある日もあります。しかしながら、洋菓子店勤務の場合、開店時間に合わせて洋菓子を作っておかなければならないため、早朝出勤となることがほとんどです。
そして閉店後も次の日の仕込みがあるため、すぐに帰れるとは限りません。
もちろん、店の営業時間や定休日などは勤務先によって異なるものの、こういった理由から「パティシエの勤務時間は長い」といわれているのです。
独立して従業員を雇えば、一部の仕事を任せたり、交代で働くこともできますが、店が軌道に乗る前は売上管理や販促活動など、菓子作りとは直接関係がない業務もこなさなければなりません。
結果として独立前以上に忙しくなるかもしれません。
休日
パティシエはサービス業でもあるため、土日祝日は基本的に仕事となり、複数のスタッフがシフト制で交代しながら働きます。休日は週1日〜2日、月に6〜8日程度となるのが一般的です。
しかし、クリスマスやバレンタインなどのイベント前は多忙を極めるため、休むことはできません。
企業によっては有給が比較的とりやすいところもありますが、自由に休みを取ることは難しい職業といえるかもしれません。
休日の過ごし方は?
一口に「パティシエ」といっても男性や女性、年齢もさまざまなであるため、休日の過ごし方もそれぞれ異なります。
ただ、やはり「洋菓子が大好き」という人は多く、有名なお店や新規オープンした店などのリサーチに出向くこともあります。
また、パティシエは美的センスにも長けている必要があるため、美術鑑賞や花などクリエイティブな趣味を持つ人も多くいます。
料理人は休日であっても自宅で料理を楽しむ人が多いですが、パティシエの場合も、オリジナル料理やレシピ本を見ながら新しい洋菓子に挑戦するなど、一日中お菓子漬けの休日を過ごすことも珍しくありません。
研究熱心な人が多く、良い意味で仕事とプライベートの垣根は低いといえます。