パティシエはしんどいけど、お客様の笑顔を作れる仕事です!

投稿者プロフィール

パティシエ にっしーさん

20代後半(就労時) 男性経験:8年8ヶ月 京都府

退職済み / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
3.00
仕事内容
3.00
やりがい
4.50
働きやすさ
1.00
給料・年収
1.00
休日・待遇
1.00
成長・将来性
3.00
メッセージ

パティシエといっても、街中によくある個人のオーナーさんが経営している個人店や、ホテル、工場など就職先により条件は異なりますが、基本的に条件はあまり良くないです。

特徴を言えば個人店は待遇、労働時間などはとても悪いですが、オーナーさんの技術をすぐ近くで学ぶことが可能です。

ホテルや工場だと個人店より待遇はまだ良いですが、技術向上という点では少し見劣りします。

パティシエと言ってもそのお店それぞれのやり方、考え方が違うので、まず自分のお気に入りケーキを作っている所がどんなところなのかを調べてみるといいと思います。

仕事内容

食品製造業界の中でも洋菓子を専門としたいわゆるパティシエと言われる仕事をしていました。

京都で製造だけの人数だと10人以下の個人店です。

包装や販売はしませんでしたが、製造に関することは全て行っていました。

基本的に午前中はその日の販売分のケーキの飾り付け、午後に次の日以降のケーキの仕込みや焼き菓子の焼成を行います。

なるには

私は2年間製菓専門学校に通いましたが、なろうと思えば知識や経験がなくても雇ってもらうことは可能です。

必ずいる資格も特にないので、やる気を見込まれれば採用していただけます。

専門学校に行くと、衛生に関する製菓衛生師と呼ばれる資格を取れたり、技術も教えてもらえますが、現場で自らの肌で感じる2年間も大切なので、専門学校に必ず行かなければパティシエにならない、という訳ではありません。

やりがい

パティシエのやりがいはやはりお客様が喜んでいただけることです。

お客様から見えるオープンタイプの厨房だと特にお客様のケーキを選んでいる楽しそうな顔やバースデーケーキを確認する時の嬉しそうな顔が直接見えるのでとてもやりがいを感じます。

飲食の中では特にお客様の喜ぶ顔が感じ取れる業種かと思います。

つらいこと

待遇面では個人店はとても悪いです。

低賃金、長時間労働、休みが少ないのは覚悟しておくべきです。

他には、休みは必ず平日になります。

土日祝は忙しいため正社員だと休みになることはほとんどないため、友達とのスケジュールなどが合わなくなります。

1番忙しいクリスマスなどは早朝から夜中を回る事も珍しくないため、覚悟しておくべきです。

向いてる人

向いているのはお菓子が好きな人です。

そして基本的に毎日同じ仕事を黙々とこなすことができる人です。

向いてない人はプライベートを充実したい人や、会話などを交えながら仕事をしたい人です。

基本的に厨房内では仕事の話以外は一切できないようなピリピリした雰囲気である事が多いですし、技術を得る為に毎日仕事に没頭する日々ばかりです。

もし、楽しくプライベートも充実しながら仕事したい場合は、ホテルのパティシエを選ぶか、小規模のオーナーさんがとても優しい所を選ぶべきです。

志望理由

私の父親が料理人だったので、昔から料理や食べ物を作ることに憧れていました。

甘いものが大好きだったのでパティシエを志望しました。

実際働いてみて、甘い物を食べる機会はとても多く嬉しいですが、それ以上に仕事量が多いので、「パティシエになりたい!」という明確で強い意志がない人じゃないと続かないなぁと感じます。

働きやすさ

職場によってもちろん変わりますが、基本的に職人気質の方が多めかと思います。

また技術職なので怒られる事もありますし、立ちっぱなしの仕事なので、働きやすくはないです。

女の人もいますが、結婚や妊娠で辞めてしまう事も多く、正社員をしながら家事育児は難しいと思います。

給料・年収

2年間専門学校に通ったのち、20歳新卒で個人店に就職して、月給手取りで14万弱でした。

パティシエ業界、特に個人店は給料が低く、休みが少なく、長時間勤務である所はとても多いです。

給料が高くて、休みが欲しい方でお菓子に触れた仕事を目指すならお菓子の工事などにした方がいいと思います。

休日・待遇

あまりバランスは取れません。

というのも、長時間労働と休みが少ないため、休みの日は疲れて一日中家にこもるということが多くありました。

またイベント時期、特に冬場はとても忙しくなるので休みの日は体を休めないと身が持たない状況も覚悟しておかないといけません。

社会保険などはとても小さいお店以外は基本入ってくれています。

就職・転職

基本的に待遇がものすごく良いところはないので、最低限の待遇はクリアしたところで、自分が好きなケーキ屋さんを選ぶべきです。

個人店であれば企業のような固い質問は聞かれません。

オーナーさんも専門学校を卒業したばかりの技術ですぐに役に立つとは思ってないのでほとんど人物重視です。

一生懸命、お菓子が好きな事と、パティシエで頑張りたい気持ちを伝えれば大丈夫です。

パティシエ業界は3年程で同業界で転職する人も多いのです。

それは違うお店でも技術を学びたいと思うからです。

一つのお店で長年技術を磨くのか、色々な店で技術を学ぶのかは自分次第です。

私は転職も2回しましたし、現在は退職して主夫をしています。

頑張りすぎて体調を壊したためなので、無理しすぎない事をオススメします。

恋愛・結婚

販売さんと恋愛することがとても多いです。友達と会う機会なども減るため、出会いは少なくなります。

私も販売の方と恋愛をして、現在は結婚もしています。

厨房の方同士で恋愛する人も多いですが、厨房同士で結婚すると忙しいため、子供ができるとどちらが辞めないといけなくなる可能性が高いです。

成長・将来性

この業界に勤め続けていれば必ず技術はついてきますので、やりがいをもって辞めなければ成長できます。

離職率も多い仕事なので、募集は絶えずある状況なので、個人店で修行を積んでステップアップしたり、自分の店を持つことも可能ですし、ホテルなどに勤務し、菓子技術のコンテストで賞を目指すなど色々な将来を描くことが可能です。

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