キックボクサーの身体能力、キックのテクニック

的には足の甲ではなく、スネを当てる

キックボクシングの初心者には、足の甲でサンドバックをベシーンと大きな音を響かせて蹴っている人がいます。

格闘技の種目によっては、足の甲で蹴る方法もあります。しかし、キックボクシングでミドルキックは、的にスネを当てます。

実戦でいえば、相手の肋骨に真横からスネを叩き込むというイメージです。

しかも、キックボクシングは、ムエタイがルーツですので、キックの時も、できるだけ全身から無駄な力を抜きます。

こうすることでキックに体重が乗り、重くて衝撃度の強いキックになります。

強い選手は、脚全体から無駄な力が抜けています。そのため、スネが相手の脇腹に当たると同時に、脚がしなって脇腹から背中にムチのように巻き付きます。

脚がムチのようにしなるミドルキックは、足の甲を叩きつけるキックと比べて威力が相当高くなります。

ハイキックでは足が相手の後頭部を直撃する

キックボクシングのハイキックは、片方の足を振り上げ、スネを相手の顔に入れます。

上級者のハイキックは、脚の無駄な力が抜けており、スネが耳のあたりに当たった瞬間、足首が相手の顔に巻き付き、後頭部に大きな衝撃を与えます。ハイキックが、まるでムチのようにしなって入ってきます。

ハイキックで、大切なのは股関節の柔らかさです。股関節が柔らかくなければ、そもそも脚が高く上がりませんし、脚全体がムチのようにしなりません。

基本に忠実にハイキックの練習をすれば身体能力が上がる

逆にいえば、基本に忠実にハイキックの練習を繰り返していると、しだいに股関節が柔らかくなります。股関節が柔らかくなると、全身の筋肉も柔らかくなってきます。

全身の筋肉が柔らかくなってくると、身体が以前より軽く感じられます。身体が軽くなると、自分の身体の動きがよくわかるようになります。

そして、自分の身体の動きがよくわかるようになると、今度は自分の思い通りに動きやすくなります。

基本に忠実なミドルキックやハイキックの稽古を繰り返すと、たいていの人は、自分の身体能力がアップしたと感じられます。