キックボクサーの資格・ライセンス試験・プロテスト

プロテストは大小10以上の団体ごとに行われている

キックボクシングのプロになるためには、プロのライセンスを取得することが必要になります。キックボクシングには、国内だけでも大小さまざま10以上の団体があり、プロテストは団体ごとに行われています。

プロテストを受けるには、まず、キックボクシングのジムに入門し、練習生としてトレーニングを積みます。そして、そのジムの許可が下りれば、プロテストを受けることになります。

ジムの許可の目安は、アマチュアの試合で2勝以上と基準を設けているジムもありますが、たいていのジムでは勝敗より試合の内容や戦いぶりが重視されます。

各地のジムは、いずれかのキックボクシング団体に所属しており、基本的に、入門したジムが所属する団体のプロデストを受けることになります。

ここでは、最大手の新日本キックボクシング協会と、新興のJ‐NETWORKのプロテストについて紹介します。

新日本キックボクシング協会の場合

新日本キックボクシング協会のプロテストは、2ヵ月に1回、年6回行われます。東京都内で、第3土曜日にプロの試合の前座として開催されています。地方のジムの場合は、ジム内でプロテストを行うところもあります。

プロテストを受けられるのは、ジムの代表者から認められた選手です。実力が認められると、ジムの代表者やスタッフから「プロテストを受けないか」と声をかけられるようです。

プロテストの内容は、ルール問題が中心の筆記とスパーリングです。スパーリングの相手は、たいていプロ選手です。

勝敗ではなく、キックボクシングのルールをよく理解し、基本テクニックが身についているかどうかが審査されます。

J‐NETWORKの場合

プロテストは年5回、渋谷区のJ‐NETWORK渋谷ジムで行われます。プロテストの内容は、ルール問題を中心とした筆記試験と実技です。

スパーリングでの強さより、基本テクニックやフォーム、それにミット蹴りや腕立て伏せ、腹筋運動でのスタミナ、パワー、スピードなどが審査されます。

受験資格

健康状態の良好な満16歳以上38歳未満の男女。(原則として)

・受験者は健康診断書か健康証明書(3ヶ月以内のもの)を添えてお申込
・ジム代表者の許可(署名)が必要となります。
・J-NETWORK以外のジム(フリージム・個人チーム)でも受験可能です。
・J-NETWORKの会員は1級以上が必要となります。
・外国人の場合はパスポート及び在留ビザのコピーを添えて提出してください。

募集階級

プロの階級に準ずる(ただし、体重オーバーは失格)

持参する用具

16オンスグローブ、スネ当て、ヒザサポーター、マウスピース、 ファールカップ、バンテージ、キックトランクス、ヘッドギア 、軍手

プロテスト内容

<1. 筆記試験>
基礎的なキックボクシングの知識の有無をチェック。

<2.シャドー>
シャドーキックボクシング。攻撃と防御、パンチとキックのフォーム、コンビネーションなどの総合チェック。 2分1R。

<3.スパーリング>
パンチのみで1R、パンチとキックで1R、計3分2R。勝敗よりも実戦形式での攻防技術をチェック。
※顔面ヒザ蹴り・サバ折りは禁止
※危険と見なされた場合には早目にストップさせていただきます

<4.首相撲(女子はなし)>
2分1R。軍手着用。キックボクシングに不可欠な首相撲の攻防技術をチェック。
※サミング・ローブローに注意
※顔面ヒザ蹴り・サバ折り・腰を入れた投げ技は禁止(崩しはOK)

<5.ミット蹴り>
キックミット左右連続蹴り3分×2R。フォーム、スタミナ、スピード、パワーをチェック。
1〜5回ずつを左右交互に蹴ります。

<6.筋力>
腕立て伏せ&腹筋。基礎的な体力・筋力の有無をチェック。各50回。

受験料

8,000円

※詳細につきましては下記のサイトをご確認ください。
J-NETWORK プロテスト

ほかにもキックボクシング団体やNJKFなどライセンスを発足している団体があり、団体により試験内容も変わってきます。

また、NPO法人国際キックボクシング文化振興協会では、「Jr.キックボクサー」のライセンスがあり、青少年でも安全にキックボクシングができるようになっています。