公務員の管理栄養士の仕事内容、なり方

公務員の管理栄養士になるには

管理栄養士が活躍できる場や働き方にはさまざまなものがありますが、公務員の管理栄養士として働くこともできます。

公務員の管理栄養士の多くが地方公務員となり、おもな職場は保健所・保健センター、市区町村の役所、老人保健施設、病院、小中学校、給食センターなどとなります。

こうした公務員の管理栄養士の採用は都道府県や市町村、行政事務組合などの各自治体で行われており、6月もしくは9月に試験が実施されることが多いです。

募集区分としては、薬剤師保健師と同様に「技術職」区分がほとんどで、年齢制限が設けられている自治体もあります。

また、数は多くありませんが国家公務員の管理栄養士もいます。その場合は国立の病院勤務や自衛隊駐屯地で働くことが多いようです。

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公務員の管理栄養士の資格・難易度

公務員の管理栄養士を目指す場合も、他の職場への就職を目指すときと同様に、管理栄養士の国家試験に合格して管理栄養士の資格を取得する必要があります。

公務員の管理栄養士は重要な存在ですが、事務などを担当する一般職員と比べれば必要とされる人数が少なく、退職者や欠員が出たときのみ募集を行うなど、採用は不定期となることも多いようです。

とくに近年は公務員削減の流れもあるため、公務員の管理栄養士としての就職は決して楽とはいえません。

公務員の管理栄養士になるための学校の種類

公務員の管理栄養士を目指す場合、まず管理栄養士になるための養成課程のある学校(4年制大学や専門学校)で学び、管理栄養士の国家試験受験資格を得て、国家資格取得を目指すのが一般的なルートとなります。

また、公務員試験の対策ができる予備校やスクールに通い、合格を目指していく人もいます。

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公務員の管理栄養士に向いている人

ひとくちに公務員の管理栄養士といっても、働く施設によって仕事内容は若干変わってきます。

役所勤務であれば事務が中心業務となり、栄養や健康づくりに関する情報提供、講演会の実施、市民の健康・栄養調査などを行います。国や関係事業者との連携も必要です。

また、保健所であれば特定給食施設の巡回が中心、学校栄養職員になれば、学校や給食センターでの給食作りや食育を中心に行います。

地方公務員の管理栄養士には異動があるため、どのような場所で働くことになるかわからない部分があります。

さまざまな仕事に興味を持つと同時に、公務員の一員として、誠実に仕事に向き合っていける人に向いているといえます。

公務員の管理栄養士のキャリアプラン・キャリアパス

公務員の管理栄養士として採用された場合、その後も、多くの人が管理栄養士としてキャリアを築いていくことになります。

専門性を深めれば携わることができる業務の幅が広がったり、部下を管理する立場になったりすることも可能です。

正規の職員であれば基本的に定年まで働き続けることができますが、経験や身につけたスキルを生かして民間への転職や独立も目指す人もいるようです。

公務員の管理栄養士を目指せる年齢は?

公務員の管理栄養士の受験資格には、年齢制限が設けられていることがほとんどです。

地方公務員としての募集では、28歳や30歳くらいを上限とするケースが目立ちますが、自治体によっても異なります。

30歳を超えると、受験できる可能性が低くなってくると考えておいたほうがよいでしょう。

なお、国家公務員としての募集の場合は、年齢制限に加えて実務経験も必要になることが多いため注意が必要です。

公務員の管理栄養士は高卒から目指せる?

公務員の管理栄養士として働きたい場合は、管理栄養士の国家資格が不可欠です。

この資格を得るにはは、高校卒業後に管理栄養士の養成学校(大学や専門学校)で学んで国家試験を受けるか、高校卒業後に栄養士養成学校で栄養士免許を取得し、さらに栄養士の実務経験を積んで国家試験を受けるなどの道をたどらなくてはなりません。

したがって、高卒の人がそのまま管理栄養士国家試験を受けることはできず、管理栄養士を目指せる大学や専門学校などへの進学を考えていく必要があります。

公務員の管理栄養士は女性でもなれる?

公務員の管理栄養士は、女性がたくさん活躍しています。

もともと、管理栄養士は女性が活躍しやすい職業といわれていますが、公務員としての保健所や保健センターなどでの勤務では、老若男女さまざまな地域住民と触れ合う機会も多く、女性も存分にやりがいを感じられるはずです。

また、公務員としての安定した待遇も魅力といえ、家庭と仕事を両立させながら働いている人も多いようです。