プロゴルファーのトレーニング

勝つために必要なのは集中力と強い心

プロゴルファーにとって、最も大切なことは、やはり基礎技術です。とりわけショットとパッティングの技術がしっかりしていないと、プロでやっていけないどころか、プロテストにも受からないでしょう。

小学生、中学生の頃から技術的な指導をしっかり受けることと、数多く反復練習することで、まずは基礎技術を身につけることが大切です。

基礎技術を身につけたうえで、大切なことは、集中力とプレッシャーに負けない強い心です。

勝負どころでのプレッシャーやツキに見放されたような時、さらには強い風や雨などの悪天候の時にも、本来の実力を発揮できるかどうかは、集中力と強い心にかかっているといえるでしょう。

一つのショットやパットが成績に直結する

ゴルフというスポーツは、あくまで個人種目です。自分のミスをチームメイトが救ってくれることはありません。

ゴルフは、直接対戦するスポーツではないため、相手のミスを誘うこともできません。テニスや卓球のように、相手の弱点を攻めることで、自分のスコアを伸ばすこともできません。

もちろん相手のミスで、順位が上がることはあります。しかし、それは、あくまで相手が勝手にミスをしたのであって、ミスを誘ったわけではありません。

ゴルフというのは、結局、自分のショットやパットしだいです。一つのショット、一つのパットが、すべて成績に結びつき、収入に結びつきます。

それだけ、一つのショット、一つのパットにかかるプレッシャーが大きく、大舞台や大詰めのショットやパットほど、その選手の集中力とプレッシャーに負けない強い心が問われます。

現実に、練習では簡単に入ったパットでも、本番では入らないことが多いようです。また、ちょっとしたミスをきっかけに、スコアを大きく崩すことも少なくありません。

メンタルトレーニングは欠かせない

プロゴルファーとしてレベルアップしていこうと思えば、集中力と強い心を養うトレーニングが欠かせません。もちろん経験を重ねることで、それらを養うこともできますが、最近は、メンタルトレーニングや呼吸法などを取り入れる選手も増えています。

メンタルトレーニングは、まず、自分がどんな時にミスをしたり、弱気になりやすいかを知ることから始めます。その原因がパットなどの技術的なことなら、練習で自信がつくまで反復練習を繰り返します。

また、失敗を恐れるといった心理的なことが原因なら、プレッシャーのかかる場面でも、プラス思考ができるための訓練を繰り返します。

さらに、ショットやパットの前に、良いイメージを描くトレーニングもよく行われています。

呼吸のコントロールで気持ちを落ち着ける

人間は、誰でも、焦ったり、緊張している時には、呼吸が浅く、早くなっています。また、気分的に乗らない時にも、呼吸は一定のリズムで行われていません。

昔から、呼吸と気持ちは連動しているといわれ、呼吸をコントロールすることでも、気持ちを落ち着かせることができると伝えられています。

そこで、ふだんから、一定のリズムで深く呼吸する腹式呼吸を繰り返し稽古しておき、競技中、自分の呼吸が乱れていると思えば、腹式呼吸を行うことで、気持ちを落ち着かせるのも、ゴルフ界に限らず、スポーツ界全体で広く行われている方法です。