動物看護師になるには

認定資格の取得が、なるためのスタンダードになりつつある

動物看護師として働くために必ずしも資格は必要ではなく、現在は国家資格や公的な資格もありません。

そのため、動物看護師の仕事に関連する資格がなくても動物病院等に就職することは可能ですが、資格を取得していることで一定の知識や技術があると見なされ、就職に有利になるケースがあります。

これまで、複数の動物看護団体が個別に動物看護師の民間資格を認定していました。

しかし、2012年2月より、動物看護職の資格認定5団体(※)が協力し、動物看護師資格の統一認定試験をスタートさせています。
※資格認定5団体:農林水産省認可 全日本獣医師協同組合、一般社団法人日本小動物獣医師会、特定非営利活動法人日本動物衛生看護師協会、日本動物看護学会、公益社団法人日本動物病院福祉協会

2015年3月末まではこの新たな認定動物看護師資格の移行期間とされていますが、今後、動物看護師の資格は一本化されていくことになります。

それによって、動物看護師の資格の価値も上がることが期待できるでしょう。現状のところ時期のめどは立っていませんが、将来的には国家資格や公的資格となる可能性もあります。

認定動物看護師試験の主な受験資格は、動物看護学を履修しているか、動物看護師として3年以上の勤務経験があることとなっています。

これから動物看護師を目指すのであれば、動物看護関連の学校を卒業して、認定試験を受けるのが早道といえるでしょう。

なお、「動物看護師として3年以上の勤務経験」という条件は、2015年3月いっぱいまでの期間限定です。それ以後は、動物看護師統一認定機構が定める学校で動物看護職を履修していなければ受験できなくなると考えてよいでしょう。

動物看護職試験の難易度、合格率

動物看護師に求められる人

動物看護師は、日々さまざまな動物と接することになるため、動物が好きでなければ務まらない仕事です。

そのうえで、弱っていたり、苦しんでいる動物に対して優しく触れ合うことができる人が向いているといえます。

また、病院での勤務となるので、動物を看取らなければいけないことも多々あります。言葉が話せない動物を相手にするには苦労も多く、かなりの粘り強さが求められます。

体力的にも大型の動物を押さえたり、長時間勤務をこなしたりするため、ハードな仕事となりますが、いかなる状況でも冷静に対応する必要があります。

また、動物の親代わりとなる飼い主としっかりとコミュニケーションをとれるかどうかということも、この仕事に就くうえでは非常に大切なポイントです。

動物看護師の今後の見通し

ペットを飼う人が増えた結果、動物病院の業務も増えてきています。かつては獣医師のみであった動物病院も、動物看護師がいなければ回らなくなってきました。

動物看護師には、診療や手術のサポートから薬剤管理、病院の管理面、事務など、専門知識を生かしつつ幅広い役割を担うことが期待されています。

動物看護師の公的な資格は日本にはありませんが、米国などではすでに国家資格となっており、より高度な仕事を任されています。

日本においても今後、米国同様にペットに対する医療はより高度なものになると予想されます。

そして、動物看護師に求められる知識や技術も専門的なものになっていくとともに、仕事の社会的地位はさらに高まるものと予想されます。

仕事体験談