動物看護師になるための学校や必要な学歴は?(大学・専門学校)

動物看護師になるための学校の種類

動物看護師資格を取得するために

動物看護師になるために、特別な学歴や資格は必要ありません。

ただし、動物病院では無資格でも採用されることがありますが、現実には専門的な知識や技術が求められる仕事であることから、きちんと勉強をして資格を持っている人が優遇される傾向にあります。

また近年、動物看護界でスタンダードといえる「認定動物看護師」という統一認定試験を受験するためには、動物看護関連の特定の学校を卒業する必要があります。

動物看護について学べる学校の種類

現在、動物看護師になるための学校は、以下のようなものがあります。

・動物看護関連専門校
・動物看護関連の課程をもつ専門学校あるいは専修学校
・動物看護関連の学科をもつ短期大学あるいは大学

このうち、認定動物看護師試験を受けるための条件としては、「動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムに基づく「動物看護学」を教育する学科あるいはコースを有する専修学校あるいは大学において、認定動物看護師になるのに必要な単位(必要時間数)を修めた者」とされているため、認定動物看護師になりたいのであれば、まず「コアカリキュラム採用校」とうたっている学校に進学することが近道でしょう。

もちろん、動物看護師統一認定機構のコアカリキュラムを採用している大学や専修学校以外にも、動物看護について学べる専門学校やスクールはいくつもあるため、自分のライフスタイルや目指す方向性によって決めるとよいでしょう。

動物看護師になるには

動物看護師になるための大学

動物看護に関する大学は全国にいくつもあります。

大学に進む場合は、動物看護だけでなく、動物の飼育方法や生態についても詳しく学ぶため、動物看護師以外にも就職の道が開けやすいといえるでしょう。

また、一定の課程を修了したのち、より動物について詳しく勉強をしたいと獣医学部などへ進み、獣医師を目指す人もいます。

ただし、動物看護学や獣医学へ進学する際は、総じて大学偏差値が高く倍率も高くなりやすいことが特徴です。

こうした学部・学科では文系からでは進学できないこともあるので、しっかりと将来を見据えて勉強しておく必要があります。

動物看護師になるための専門学校

専門学校の進学する場合は、それぞれの学校の特色をしっかりとチェックしましょう。

実技研修に力を入れる学校、動物看護師以外の資格(動物栄養管理士、ペット栄養管理士、メディカルグルーマーなど)もあわせて取得できるようなカリキュラムの学校もあります。

専門学校学費は、初年度が入学金を含め約150万円、次年度以降約120万円程度が必要になるようです。

卒業までにかかる期間や費用とあわせて、学校ごとの特色を比較しながら入学先を検討するとよいでしょう。

独学で動物看護師になれる?

高卒でも動物看護師になれる?

特定の学校を出ていなかったり特別な資格を持っていなかったりしても動物看護師として働くことはでき、未経験でもアルバイトなどから現場に入り、スキルを身につけている人がいます。

学歴を問われることはあまりありませんが、中卒という求人はほとんどなく、高卒程度の学力は必須とするケースが多いようです。

大きな病院などの場合、動物看護学のカリキュラムがある専門学校や大学・短大出身者を採用することが多く、こうした学校を卒業しているとより就職先の選択肢は広がるといえます。

独学では難しい現状も

動物看護師に対する「学歴不問」の考え方は、今後変わっていく可能性があります。

現在、複数ある動物看護師の民間資格を統一化したのをきっかけに動物看護師の採用条件は変わってくることが考えられます。

現状のように、未経験者や専門学校等で動物看護を学んでいない人でも動物看護師になれる、独学でも動物看護師になれる可能性はより低くなっていくでしょう。

動物看護師を国家資格とする動きも活発化していますが、実現した際には、動物看護師の社会的地位が高まると同時に、求められる知識や技能も上がっていき、独学で動物看護師を目指すのは不可能になると考えられます。

動物看護師の留学

留学して学べること

動物看護師には、海外の学校で動物看護を学んで仕事に生かしている人もいます。

もともと、動物看護は日本よりも欧米のほうが進んでいて、動物看護師の社会的地位も確立されています。

就労ビザは必要となりますが、現地の学校(専門学校、短大、大学)で動物看護について学び資格を取得すれば、現地の動物病院をはじめ、ペットショップや動物園、動物の研究所などで働くことも可能です。

留学後は日本に帰国し、最先端の動物看護の知識を生かして大学病院等で活躍する人もいます。

専門学校の留学制度を利用する

語学力がなく、いきなり現地の学校に入るのが難しいという場合でも、留学するチャンスはあります。

日本の動物系あるいは語学系専門学校の中には、アメリカ等の提携大学に正規編入し、動物看護が学べるプログラムを設けているところがあるため、学校による手厚いサポートを受けながら、安心して学ぶことができます。

短期間の留学プログラムを用意している動物系専門学校などもあるため、興味があればさまざまな情報を集めてみましょう。

国ごとに動物に対する考え方は異なる

日本では犬や猫を飼う人が増え、ペットを「家族の一員」として大切にしています。

ペットが亡くなれば家族が亡くなるのと同じように悲しみますし、中にはその喪失感から立ち直れず、いわゆる「ペットロス」という症状に陥ってしまう人もいるほどです。

一方、海外でもペットを飼う人は多くいますが、彼らのペットに対する考え方は、日本人に比べると比較的ライトだといわれます。

もともと「個」を重視する生き方を大切にする国では、ペットも独立した一つの存在として考えるようです。

もちろん、どの国の人も「動物が好きで、動物を大切にする」という気持ちがありますが、国民性が異なれば、動物に対する価値観も異なるのです。

このように海外で文化の違いを体験しながらさまざまな動物と接していけば、日本に帰国した後も、より広い価値観を持って働けるようになるでしょう。