このサイトはひよこ鑑定士を目指す人のための情報サイトです。

ひよこ鑑定士とは?

ひよこ鑑定士は、ニワトリのヒナの雌雄鑑別をする仕事で、正式名称は「初生雛鑑別師」といいます。早期からオスとメスで目的別のエサを与える必要があるため、養鶏産業にとって非常に重要な職業とされています。この仕事に就くためには、まず初生雛鑑別師養成所の入所試験に合格する必要があります。さらに3年ほど実務経験を積み、公益社団法人畜産技術協会の予備試験と高等考査に合格することで初生雛鑑別師資格が取得でき、それから大規模ふ化場などに就職して働く流れが一般的です。就職先は決して多くないといわれますが、ひよこ鑑定士の高齢化が進み、若手の鑑定士を求めるところもあるようです。給料はたいてい歩合制で、1羽につき4~5円、平均年収は500万円~600万円程度になるでしょう。ヨーロッパでは需要が大きいため、海外での活躍を視野に入れて働く人もいるようです。

ひよこ鑑定士の仕事内容

ひよこ鑑定士は、ニワトリのヒナの雌雄鑑別をする職業です。正式名称は「初生雛鑑別師」です。

ひよこの性別を鑑定することで、食用の卵を産むメスと、鶏肉になるオスを鑑別します。

早期からオスとメスで目的別のエサを与える必要があるため、養鶏産業にとって非常に重要な職業とされています。

鑑定士は主に商業目的の大規模なふ化場で仕事をします。

ひよこの雌雄鑑別には何種類かありますが、主に羽毛鑑別と肛門鑑別があります。

羽毛鑑別は、独自の交配法により、オスとメスで羽の伸びる速度の違いを利用した雌雄鑑別法です。商用として大量生産されるひよこは、この方法が用いられます。

肛門鑑別法は日本で開発された、ヒナの排泄口を見ることによってメスとオスの区別をする非常に高度な技術です。

ひよこ鑑定士とは一般的にこの技術を持つ人のことを指します。

ひよこ鑑定士になるには・必要な資格は?

ひよこ鑑定士への第一歩は、初生雛鑑別師養成所の入所試験に合格することです。

養成所を受験するには満25才以下で、高校卒業程度の学歴があり、視力が1.0以上、という資格を満たす必要があります。

養成所を卒業した後、3年ほど実務経験を積み、公益社団法人畜産技術協会の予備試験と高等考査に合格することで、初生雛鑑別師資格を取得できます。

養成所の入所試験自体はそれほど難関ではありませんが、入所後にかかる諸費用は100万円以上で、訓練も非常に厳しいため、資格取得に至らずに中退してしまう人も多いそうです。

養成所での訓練を修了し資格を取得するのは、入所者の半数ほどともいわれています。

ひよこ鑑定士に向いている人

ひよこ鑑定士は毎日数千〜1万羽ものひよこの肛門を見て雌雄鑑別を行う仕事です。熟練の鑑定士は1羽あたり約2秒で鑑別し、100%近い精度を求められます。

このため、集中力があり、ひとつの作業を持続できる人に向いている職業といえるでしょう。

単調な作業の繰り返しになるため、長時間同じ作業を行うのが苦手な人には向いていません。また、視力がいいこと、同じ姿勢を長時間保てる体力があることもプラスになります。

ひよこ鑑定士は国内よりも海外で需要が大きい職業です。国内での勤務先は限られているため、鑑定士として身を立てたいと考えている人は、将来的に海外で仕事をする可能性も考えておきましょう。

海外志向が強く、海外でも仕事をしていける気概がある人に向いている職業といえます。

ひよこ鑑定士の就職状況・雇用形態

ひよこ鑑定士の日本での就職先は少ないといわれています。鑑定士を雇う経済力のある大規模ふ化場の数が少ないためです。

ただし、ひよこ鑑定士の高齢化が進み、若手の鑑定士を求めるところもあるようです。

また、海外では非常に重宝される資格です。とくにヨーロッパでは人材不足が深刻で、日本の初生雛鑑別師資格を持っていれば、ヨーロッパでの就職に有利になります。

雇用形態については勤務先の工場に準じますが、海外では特殊能力の持ち主として、フリーランスでも労働ビザを取得できる可能性があります。

この場合、勤務先工場からのビザサポートが必要になります。

国によってはフリーランスでのビザ取得が難しく、日本での正社員に当たる待遇での募集もあるでしょう。

日本国内では鑑定士ではフリーランスとして複数の職場をかけもちするのが一般的な雇用形態です。

ひよこ鑑定士の給料・年収・待遇

一般的に給料が高いと思われているひよこ鑑定士ですが、日本国内では歩合制での勤務が多く、1羽につき4〜5円、平均年収は500万円〜600万円程度といわれています。

シーズンによって鑑別数や依頼数が増減するため、それに伴い月収も変動します。

実務を初めて間もない頃は、月収は手取りで20万円程度ですが、熟練鑑定士になると平均年収を大幅に上回る人も出てきます。

常にスキルを磨き、高い精度で時間内により多くの鑑別ができるようにし、鑑別数や依頼数を増やすことができれば、高収入も期待できるでしょう。

待遇は雇用形態や勤務先工場によって左右されます。

正社員の場合、雇用先の条件に応じて福利厚生がありますが、フリーランスとして活動する場合には国民年金と国民保険に加入し、確定申告も個人で行う必要があります。

ひよこ鑑定士の生活・勤務時間・休日

ひよこ鑑定士の生活は企業勤めの人に比べると流動的ですが、基本的に工場の営業時間や、取引先が希望する作業時間に合わせて勤務をします。

シーズンやふ化状況に準じて鑑別数が増減するため、繁忙期と閑散期があります。

勤務時間については平均で1日7時間ほど作業するそうですが、繁忙期になると1日12時間作業という長時間勤務になることもあります。

休日は勤務先工場に準じますが、フリーランスとして活動する場合、休日についてはある程度融通が利くといえます。収入には響きますが、必要に応じて勤務時間を短縮することも可能でしょう。

閑散期には取引先と相談の上で長期休暇を取れるのも魅力的です。

ひよこ鑑定士の現状と将来性

大規模工場では羽毛鑑定がメインになってきており、日本国内でのひよこ鑑定士の需要は減少しています。その反面、海外での需要は高まっています。

またひよこ鑑定士の業界では現在高齢化が進んでおり、若手人材にはチャンスがある状況です。国内・国外を選ばず、資格さえあれば、いつでも仕事の依頼はあるのが現状です。

革新的な雌雄鑑別法が発見されない限りは、ひよこ鑑定士は養鶏産業がある限り必要とされる職業です。

しかし日本国内での鑑定士の需要が減少していることを念頭において、海外での活躍を視野に入れて将来設計を立てていく必要があるでしょう。