動物看護師の給料・年収

動物看護師の平均年収・給料の統計データ

専門性が問われる動物看護師の仕事ですが、給料や待遇面に関してはあまり恵まれているとはいえません。

気をつけるべきポイントは、給与額だけでなく、実質的な労働時間や仕事内容を確認しておくことです。

給与額が高くても、労働時間がとても長く、休みもあまりとれないという場合もあり、待遇や福利厚生で問題があることが少なくありません。

動物看護師の平均年収・月収・ボーナス

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
動物看護師
(転職ステーション)
281万円
動物看護師
(給料バンク)
242万円~314万円 20代の給料:16万円
30代の給料:20万円
40代の給料:22万円
初任給:14万円
動物看護師
(Indeed)
285万円 時給 1,032円
日給 9,574万円
月給 18.5万円

各社のデータより、動物看護師の年収は220~310万円の間となる実態が見えてきます。

なお、アルバイトとして働く場合は時給800円~ 1,000円程度が相場となっており、他業種の一般的なアルバイトの時給水準とあまり差はないようです。

動物看護師の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、動物看護師の平均年収は260万円前後となると思われます。

動物病院に就職した場合の動物看護師の給料は、東京都内の場合、月額で18万円〜20万円程度、手取りが16万円〜17万円に収まる場合が多いようです。

現在、日本人全体の平均年収が約420万円と言われていることから考えると、一般的な職業よりも給与水準はかなり低いことがわかります。

動物看護師の初任給はどれくらい?

動物病院に就職した場合の動物看護師の初任給は、月額で16万円〜17万円程度のことが多いようです。

初任給が16万円程度とすると、ボーナスがないとすれば単純な年収は192万円となります。

都市部以外の地域ではこれより安く、初任給が14万円ほどになることもあります。

これは地域による差だけでなく、病院ごとの差も大きいため、応募の際にはできるだけ多く情報を集めて給与額を比較してみるとよいでしょう。

動物看護師の福利厚生の特徴は?

動物看護師の勤務先となる動物病院は、個人経営の小さな病院もあれば、大勢の獣医師や動物看護師が働く獣医大学の付属病院のような大規模のところまでまちまちです。

一般的に、規模が大きくなればなるほど待遇面も充実する傾向にあるようですが、雇用条件や労働環境は職場によって異なっています。

個人経営の動物病院では、社会保険の制度が整っていない場合もあるため、事前に確認しておくことが必要です。

健康保険や年金などに自ら加入するのか、それとも勤務先で加入できるのかによって、自分で負担する額はだいぶ変わってきます。

動物看護師の給料・年収の特徴

給与や待遇の改善が求められている

現在、全国でおよそ2万人の動物看護師が働いているといわれています。

ペットが増えるにつれ、動物看護師の需要も増えており、2020年には愛玩動物看護師法が制定され、令和5年までに第1回目の愛玩動物看護師国家試験が行われる見込みとなっています。

しかし動物看護師の処遇の悪さはたびたび指摘されており、男性の動物看護師が増えないのは待遇や給与に恵まれていないからという声もあります。

動物看護師の収入は、厚生労働省が行っている賃金構造基本統計調査の対象となっていないため、統計的に把握できていません。

動物看護師が国家資格化し、認知度や必要性が高まるにつれて、給与や待遇の改善が求められているのが現状です。

給与は低いがやりがいは大きい

動物病院で動物看護師として働くためには、相当な体力と精神力が必要となります。

動物の病状はさまざまで、人間のように予測がつかないケースもあるため、長時間勤務しなければいけない日も多く出てきます。

こうした大変さを考えると、動物看護師の年収は決して高額とはいえないのが実情です。

しかし、毎日好きな動物に触れられる仕事であることや、ケガや病気を負った動物を救うことにやりがいや誇りを感じ多くの動物看護師が働いています。

施設別の動物看護師の給料・年収

動物病院で働く動物看護師

動物看護師の多くは動物病院で働いています。

給与や昇級は、病院の規模や経営状態によって大きく差があるようです。

経験を積めばしっかり給与を上げてくれる病院もありますが、一定額で頭打ちになってしまうところもあるようです。

病院によっては業績にあわせてボーナスを支払ってくれることもあり、それを考慮に入れると、就職してある程度経験を積めば年収は300万円〜350万円という範囲になると考えられます。

大学病院や二次診療施設で働く動物看護師

大学病院や二次診療施設(かかりつけ医が動物を診察し、他の医療機関の獣医師による診療・治療が必要と判断した場合に搬送される施設)で働く場合は、一般的な動物病院よりも給与がアップすることが多いようです。

特に24時間体制の病院で夜勤がある場合は、手当てが発生するため収入がアップする傾向にあります。

動物看護師が収入を上げるためには?

動物看護師として収入をアップさせるためには、2つの方法が考えられます。

まずは、経営が安定した大規模な施設に就職することです。

大学病院や二次診療施設などで働く場合は、一般的な動物病院で働くよりも収入がアップする傾向にあり、動物医療の最前線で働くことができるため知識やスキルも身につきます。

さらに夜勤がある場合は夜勤手当がつくため、より収入がアップしやすくなります。

もう一つは「認定動物看護師」などの資格を取得することです。

資格手当がもらえることもありますし、動物医療に関する知識や技術を身に付けることで昇級もしやすくなります。

動物看護師は特別な資格や知識がなくてもなれる仕事ですが、動物に関する専門学校で学ぶなど、動物医療や動物看護に関する知識を身に付けることで業務にも生かすことができ、収入アップも目指せるでしょう。