動物看護師になるために勉強すること・必要な知識

動物看護師になるために学ぶことは?

動物についての知識

動物看護師として働く上で、一番大切なのは動物の生態や病気に関する知識です。

動物看護学・動物行動学・動物栄養学・動物病理学・飼育管理学といった分野の勉強をし、さまざまな動物について、その動物の構造や機能・しつけ・食事管理・発病のメカニズム、疾病に対する薬品やワクチンなどについて理解します。

このほか、動物の感染症や滅菌法・消毒法や、動物の保護管理方法などまで、幅広い勉強をしていきます。

主体性と観察力

動物看護師は、ただ獣医師にいわれたことだけをすればいいという仕事ではありません。

動物看護師は、獣医師よりも長く動物に接することが多いため、動物の様子がおかしいと思ったら、すぐに獣医師に相談できる主体性と観察力が必要です。

動物看護師の観察眼によって、動物の病状が悪化するのを防いだり、危険を回避できたりすることも多いため、ただ指示されるのを待つのではなく、いつでも主体性を持って行動することが大切です。

チームワーク

動物看護師は、自分一人だけで働ける仕事ではありません。

獣医師はもちろん、大きな病院であれば複数の動物看護師と一緒に働きます。

動物病院での仕事は非常に忙しく次々と患者がやってくるため、テキパキと働きながらも協調性を大切に、チームワークを発揮しなければ円滑に仕事を進めていくことができません。

学校にいる位置から、チームワークをはぐくむことが求められるのです。

動物や他者に対する愛情・思いやり

動物看護師は、動物に心を開いてもらえるよう、まずは自分がしっかりと思いやりを持って接することが大切です。

しかし、ときには不衛生な状態の動物を扱ったり、病気や怪我で苦しむ動物を目の当たりにしたりすることもあります。

どのような状態でも目の前の動物のことを愛せるかどうか、嫌がらずに真剣に仕事ができるかどうかが重要です。

同時に、飼い主との良好なコミュニケーションを築くことも非常に大切です。

言葉を発しない動物の代わりに、飼い主の話をよく聞いて獣医師に伝えたり、獣医師の診断結果などをわかりやすく飼い主に説明したりすることは、動物看護師に求められる大事な役目なのです。

現場で身に付けること

いざ動物病院に勤めてみると、学校などで勉強したこと以外にも、じつにたくさんの知識やスキルが必要とされます。

電話応対や受付・会計業務のほか、入院動物の世話、器具の洗浄などについても、学校とは違い病院独自のルールで行う場合もあるため、現場でなくては身につかないことも多々あります。

その場の状況を適切に理解しながら、臨機応変に動けるようになるには、やはり学校での経験が必要になります。

動物看護師専門学校の入学から卒業までの流れ

春から夏

入学式を終え、学生生活がスタートします。

はじめはオリエンテーションや座学が中心で、基礎を身に付けながら徐々に実習を取り入れたカリキュラムになっています。

2年制の場合は模擬面接や模擬試験が始まり、就職活動が本格化します。

夏から秋

夏休みを終えると、体育祭や文化祭・学校祭といったイベントが開かれる学校が多いです。

クラスの垣根を超えた交流をするほか、ときには動物と触れ合えるイベントなどを行います。

勉強は実習が本格化し、学校によっては長期・海外研修やインターンシップを行います。

2年制の場合は就職活動が本格化し、内定が出始める人もいます。

秋から冬

1年制でも就職に関するセミナーが始まります。

冬休みがあけると、卒業前に勉強の集大成として卒論や発表会・コンテストなどを開く学校も多いです。

動物看護師専門学校の実習

動物看護師は、十分な知識を得るばかりでなく、技術を備えることも不可欠です。

手術の補助、麻酔、血液・尿・糞便の検査、さらにはグルーミングにいたるまで、動物看護師に求められる技術がたくさんあります。

こうしたことはどうしても独学で身につけるのは難しく、専門学校では実際に手を動かしながらスキルを身につけていける実習の時間も多く用意されています。

こうして身に付けたスキルは、動物看護師として現場で働く上で大いに役立つでしょう。

動物看護師専門学校の雰囲気・学生生活

動物看護師を目指す学校の場合、動物看護士だけでなくペットに関する幅広いコースが設けられていて、常日頃から動物に親しめる環境が整っています。

実習以外でも学校で飼育している動物の世話をしたり、自分のペットの話をしたりと動物中心の学校生活を送るようです。

動物看護系の専門学校の場合は、少人数でクラス制のことが多いため、高校生活と同じようなスタイルで勉強することがほとんどです。