バレリーナになるには

バレエ団に入ることが必要

プロのバレリーナとして活躍するためには、バレエ団に入ることが必要です。オーディション等に合格し、入団することとなりますが、それまでには厳しいレッスンを続けなければなりません。

バレリーナになるためには、最低8年間は訓練が必要です。この8年間というのは、週に5回以上のレッスンをした場合です。

バレエ団と関連のある学校で学ぶ

 
日本国内には国立のバレエ学校はありませんので、バレエ団付属のバレエ学校、個人の主催するバレエ学校、バレエ教室に通って勉強しなくてはなりません。

ただし、日本にはバレエ教育に対する一貫した基準がないため、学校や教室によって、教えている内容が統一されていません。

もし、日本のバレエ団で、どのバレエ団に入りたいか決まっている場合は、そのバレエ団の付属バレエ学校か、そのバレエ団とつながりがある教師のバレエ教室で勉強することがバレエ団入団の可能性を高めることになります。

バレエを始める年齢

 
日本ではバレエは3歳から始めるものと誤解されていることが多いように感じます。これは決して正しい考え方ではありません。

バレエの訓練は集中力、理解力、筋力が必要とされるものですので、幼児にできるものではありません。小学校3、4年生までは本格的なバレエのレッスンではなく、バレエを始めるための準備をするクラスを受けることが望ましいです。

脚を外側に開く訓練を小学校3年生以下の子供に強要すると、まだ靭帯や筋肉が弱い上に理解力もない為、正しくおこなうことができず、身体を痛めてしまったり、踊りに変な癖がついてしまったり、脚の形が悪くなってしまったりする恐れがあります。

実際にそうなってしまった子供たちはたくさんいます。まわりの人たちが幼稚園の頃から始めているからと言って焦って早くからバレエを習い始める必要は全くありません。

しかも早くから習ったものの、教師がいい加減な教え方をしていた場合、習わなかった子供よりスタートラインから後退してしまうこともあるのです。

反対に小学校高学年になってからバレエを習いたいと思った子供が、今からでは遅いとバレエ教室の先生に断られたという話も聞きますが、そんなことはありません。

さすがに中学生になってからバレエを始めて、プロを目指すとなると、かなり大変だと思いますが、それでも、小さいころから始めてクセだらけの歪んだ体になってしまった生徒よりは上達が望めるかもしれません。

どのような指導をしている学校なのか、教室なのかということ見極めて勉強する場を選ぶことがプロになる運命の分かれ道のひとつかもしれません。

海外を目指す場合は、メソッドで学校を選ぶ

海外で踊りたい場合は、行きたい国によって、バレエ学校やバレエ教室を選ぶ必要があります。イギリスのバレエ団に行きたい場合は、RADのメソッドで教えているバレエ学校やバレエ教室を選ぶと良いでしょう。

RADの試験は国内でも受けられますので、RADのメソッドで教えている学校や教室で勉強していると、試験についてのサポートも受けられます。

ロシアのバレエ団に行きたい場合は、ワガノワメソッドで教えているバレエ学校やバレエ教室に行く必要がありますが、厳密にワカノワメソッドで教えているバレエ学校や教室は僅かしかありません。

留学するという方法もありますが、とにかく早いうちからどのバレエ団で踊りたいかということを決めておくことがバレリーナになるための大事な一歩です。

海外の国立バレエ学校

 
ロシアやフランスなど、バレエの先進国にある国立バレエ学校は、8歳から10歳で入学します。

この入学試験は大変に厳しいもので、体格、骨格、筋肉の質、柔軟性、外観の良さ、集中力、音楽性などが入学試験で審査され、数千人の応募の中からたった数十人しか入学を許可されません。倍率は100倍以上となることもあります。

そして入学後は、8年間、バレエのクラスはもちろんのこと、キャラクターダンス、ヒストリカルダンス、コンテンポラリーダンス、フロアバーやバレエのための厳しいストレッチ、解剖学などのクラスを受けます。

毎年2回、高学年になると1回の試験があり、成績の悪かった生徒は退学になってしまいます。