ベビーシッターの資格(ベビーシッター資格認定試験)

資格がなくても仕事はできる

ベビーシッターの仕事には、国家資格が存在しません。

そのため、国家資格が必要な保育士とは異なり、誰でもベビーシッターとして会社に就職したり、働き始めることができます。

しかしながら、民間資格として「公益社団法人 全国保育サービス協会」が制定する「認定ベビーシッター」というものがあります。

この資格は、ベビーシッターに必要な職業倫理や専門知識・技術を備えた人に付与されるものであり、いわば「在宅保育のプロ」としての証明になります。

ベビーシッター業に関わる会社では、この資格の取得ことを採用の条件をするところもあります。

また、資格取得が必須でなくても、取得すれば給料がアップしたり仕事の幅が広がるケースもあるため、できれば取得しておいたほうがいいでしょう。

「認定ベビーシッター」の資格を習得する方法

「認定ベビーシッター」の資格を取得する方法は2つあります。

1.全国保育サービス協会が実施する2つの研修会を受講し、認定試験を受験して合格する。

2.「認定ベビーシッター資格取得指定校」として協会が指定した保育士を養成する学校において、保育士資格取得のための指定科目のほかに「在宅保育」に関する科目を履修し単位を取得し、卒業(卒業見込みを含む)する。

試験の難易度は例年90%程度を推移しており、難易度はあまり高くありません。

ここからは、上記の「1」に挙げた「認定試験」を受験する場合について紹介します。

認定ベビーシッター試験の受験資格

認定ベビーシッター試験を受けたいと思った場合、以下の要件をすべて満たす必要があります。

(1)満18歳以上の者

(2)研修I(現行の養成研修)・研修II(現行の現任研修)を受講し、修了証を有していること
あるいは居宅訪問型保育基礎研修を受講し、修了証を有していること

(3)ベビーシッターの実務経験を有していること

受験の前にすべきこと【研修会受講】

認定試験を受ける前に協会主催の各種研修会を受講し、修了証を取得しましょう。

ベビーシッターとしての基本的知識全般の修得を目指すベビーシッター養成研修会は年に1回、全3日全国3ヶ所で開講されます。

18歳以上であれば誰でも資料代のみで受講することが可能です。

養成研修修了者を対象にした現任研修会を修了すると認定試験の受験資格を一つクリアしたことになります。また居宅訪問型保育基礎研修修了者も同様です。

受験の前にすべきこと【実務経験】

認定試験を受験するために必要な「実務経験」。

これはベビーシッターとしての在宅保育の経験や、一時的な子どもの預かり等を行うファミリーサポートセンター事業に関わった経験、また地方公共団体が実施する家庭ママなどの家庭保育制度で働いた経験、あるいは協会会員が運営している保育施設での勤務経験のことを指します。

時間数は問いませんが、ボランティアや個人的な活動は実務経験として認められないので注意が必要です。

実務経験の年数・時間数等などが記載された所属事業所代表者押印済みの実務経験証明書の提出をもって受験資格の一つを満たしているとみなされます。

資格認定の流れ
研修Ⅰを受講する

研修Ⅱを受講する

認定試験

審査

ベビーシッターに認定

協会に登録される

5年ごとに更新

→ベビーシッターになるには

資格を取得するメリット

認定ベビーシッターの資格が誕生した背景には、ベビーシッター業に就く人にプロとしての自覚を持ってもらいたいという思いや、ベビーシッターを職業として認知してもらい、社会的地位を確立するといった目的があるようです。

しかし、そこまで難しく考えることもありません。

たとえば、皆さんが自分の子どもの世話を他人にお願いすることを考えてみてください。

どこの誰だかわからない人よりも、きちんとしたスキルを持ち、信頼できる人に依頼したいと思うはずです。

こうした理由から、資格を取得しておくことでお客さまに安心してサービスを利用してもらえたり、就職にも有利になることがあるのです。

平成28年度 認定ベビーシッター試験の概要

試験日 平成28年7月9日(土)

受付期間 平成28年6月1日(水)から6月24日(金)まで

試験地 東京、大阪

受験資格 認定試験を受験する者は、以下の要件をすべて満たさなければなりません。
1.満18歳以上の者
2.研修I(現行の新任研修)を受講し、修了証を有していること。
3.研修II(現行の現任I研修)を受講し、修了証を有していること。
4.ベビーシッターの実務経験を有していること。

試験内容 選択式(5肢択一問題):40問 
記述式(400字以内):1問 
計90分

試験科目 ベビーシッターとしての基礎的知識及び技術はもちろんのこと、在宅保育・個別保育の特性及び専門性を配慮し、ベビーシッターとしての専門的知識及び技術について、研修I(現行の新任研修)及び研修II(現行の現任I研修)で履修した16科目全般から出題します。なお技術についての実技試験は行いません。

合格基準 資格認定事業を行うにあたり、外部の学識経験者及び専門家により構成された「ベビーシッター資格認定審査委員会」を設けています。本委員会において、認定試験の問題作成と試験の採点及び合否の判定を行い、認定者を決定しています。
資格認定試験受験者の合否の判定は、本委員会全員による「合否判定会議」を実施し、絶対的評価並びに相対的評価により合格ラインを定め総合的に合否判定を行っています。

受験料 11,330円

詳細情報 公益社団法人 全国保育サービス協会