印刷会社への転職・中途の未経験採用はある?
印刷会社への転職状況は?
印刷業界は、昔から離職率が高めで、人材の出入りが激しい業界といわれることが多かったようです。
そもそもこの業界は、最大手の2社(凸版印刷、大日本印刷)がシェアの多くを占めており、その下に大手といわれる企業が数社、そして非常に多くの中小零細印刷会社が存在する形となっています。
最大手あるいは大手ではそれなりの給料や待遇が期待できるものの、小さな印刷会社は待遇面などにあまり恵まれておらず、そうした企業ではなかなか人が定着しない面があるのです。
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印刷会社への転職の志望動機で多いものは?
印刷会社への転職の理由で多いものは、キャリアアップです。
これまでの経験を生かし、中小企業から大企業へ転職しステップアップしたい、より給料をアップさせたいという人は非常に多いです。
未経験から印刷会社で働くには
印刷業界では「大手」といえる企業はさほど多くなく、地域に古くから存在するものすごく小さな印刷会社が多数あります。
もちろん、そのなかには安定した経営を続けている企業もありますが、全体としては中小零細の印刷会社になると非常に厳しい経営状態に陥っているところも少なくありません。
実際、従来の印刷ビジネスだけで事業を続けるのはかなり難しくなっており、倒産に追い込まれている印刷会社も多く出てきています。
こうした厳しい状況は今後も続くことが予想されるため、もし印刷会社への転職を考えるのであれば、できるだけ大手に入ることを検討したほうがよいでしょう。
最大手企業になると、印刷以外の領域にもビジネスフィールドを拡大しているため、さまざまな仕事に挑戦する機会も得られるでしょう。
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印刷会社への転職に必要な資格・有利な資格
印刷会社へ転職する際に、特別な資格は必要ありません。
ただし、DTPオペレーターやデザイナーとして就職を目指す場合は、DTPに関する資格を取得しておくと自己PRにつながりやすいでしょう。
また、これまで自分が手掛けた印刷物や広告などの作品があれば、ポートフォリオにまとめておくことも有効です。
印刷への転職に役立つ職務経験は?
たとえ中小企業だったとしても、印刷業界で働いた経験があればそれだけで非常に有利な経験となるでしょう。
印刷に関する工程やしくみがわかっているだけで、優遇されることも少なくありません。
また印刷業界でなくても、営業や企画、事務などの経験があれば、印刷会社でも生かすことができます。
さらに、印刷業界ではIT化に伴い、Webに対しての知識がある人材が強く求められています。
全く畑違いの業界からでも、職務経験が今後のビジョンと合致すれば、転職はさほど難しくないでしょう。
印刷に転職可能な年齢は何歳くらいまで?
印刷会社のみならず、転職を考える際には30代が一定のボーダーラインとなります。
とくに、ITが進歩したことで業界でも紙からWebへの流れが加速しており、印刷会社も新たなフィールドに足を踏み入れざるを得ない状態となっています。
そのため、新しいものを積極的に受け入れることができる若手人材を欲する傾向が高まっています。
大手企業を中心に、外からも人材を積極的に採用して組織を活性化させ、新たな事業を生み出そうと考えているところが増えていることからも、今後の事業を担う若手を優遇する傾向にあるようです。