ガス会社で働くには(大学学部・学歴)

ガス会社社員になるまでの道のり

ガス会社に就職するための代表的なルートは高校卒業もしくは高専、大学を卒業してから入社試験に合格するのが一般的です。

大手のガス会社になると、新卒の場合は大学または高専の卒業見込み者のみの募集が多い傾向にあります。

ただしガス製造工場の設備の運転・点検・維持管理などの技術職や事務職などは、大手ガス会社でも、新卒の高校卒業見込み者を募集しているケースもあります。

ガス会社社員になるまでのルート

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ガス会社の求人の状況

大手ガス会社などは毎年数十人単位での新卒採用を行っています。

地域密着型の中小規模のガス会社でも積極的に新卒採用を行っている企業もあり、一定の求人ニーズは継続するでしょう。

求人の内容としては「事務系」と「技術系」というように分かれて募集されているケースが多いです。

<「事務系」の主な職種>
家庭営業や産業営業、原料調達、海外事業、経理・財務や人事などのコーポレートスタッフ

<「技術系」の主な職種>
ガス設備のメンテナンスや施工、パイプラインの保安業務、ガス製造所やガス発電所のオペレーション、ガス機器や部品の開発

傾向としては技術系の職種の方が採用人数が多く、年度によっては事務系の倍以上の人数を採用しています。

ここまで新卒者をメインに紹介してきましたが、経験者の採用も行っています。

大手ガス会社では採用サイトにキャリア専用ページも設けられており、積極的に募集しているようです。

ガス会社で働くための学部・学歴

ガス会社に就職する際、学歴に関しては応募する職種によって変わります。

大卒が条件の場合もあれば、高卒が条件の職種もあるため、入社を希望する際は事前調査をしっかり行わなければいけません。

大卒を対象とする際、企業によっては理工系学部・学科の学生を対象としているケースもあります。

ガス会社への応募を検討する際は、学歴と同様に学部の確認が必要です。

あくまでも参考としてですが、大手ガス会社の新卒募集要件を紹介します。

大手ガス会社では大卒者と高専卒者を対象としていることが多く、大卒者(または大学院修了者)の場合はいわゆる総合職としての採用です。

一方、高専卒の場合は機械、電気・電子、制御、土木、建築、情報、物質、生物などを専門的に学んでいるため技術職への採用が多くなります。

しかし、技術職でも大卒者を対象としているケースはあります。

採用サイトの社員紹介などを確認してみると、やはり理系出身の社員が多いのが分かります。

ただし文系出身の人は営業や原料調達、コーポレートスタッフといった事務系の職種で活躍しており適性に応じて配属されているといってよいでしょう。

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ガス会社社員になるのに有利な資格はある?

新卒で採用試験を受ける場合、特に必要な資格はなく業務上必要な資格は入社後取得を目指すことになるでしょう。

中途で入社する際、特に技術系の職種では経験や業務に応じた資格は必要かもしれません。

ガス工事に関わる技術系の資格はガス主任技術者、ガス機器設置スペシャリスト、簡易内管施工士、液化石油ガス設備士などがあります。

参考:一般財団法人日本ガス機器検査協会 ガス主任技術者試験

参考:一般財団法人日本ガス機器検査協会 ガス機器設置スペシャリスト

参考:一般財団法人日本ガス機器検査協会 簡易内管施工士

参考:高圧ガス保安協会 液化石油ガス設備士

ガス会社社員に必要な資格・スキル

ガス会社社員に向いている人

社会の役に立ちたい人

ガス会社は生活や経済活動を支えるガスを供給する企業であり、社会に必要不可欠な存在です。

ガス供給を通じて社会に役に立つことに魅力を感じる人は、ガス会社社員に向いています。

協調性を持って仕事に取り組める人

ガス会社は事務職や技術職など、多くの職種によって成り立っています。

専門外の知識を求められることもあり、他部門の社員と協力し合って業務を進行させることも多々あります。

ガスを安全に快適に使ってもらうために、積極的に人と関わる協調性が求められます。

チャレンジ精神のある人

2017年の都市ガス全面小売自由化以降、特に都市ガス業界ではシェア争いが表面化してきています。

ガス以外の事業で収益化を目指したり、ガスを活用した新規ビジネスへの参入など、従来のガス供給のみに頼ったビジネスモデルからの脱却が進んでいます。

ガス供給分野にしても、サービスの向上や設備の開発・改善などで効率化を目指すなど、現状に満足せず、新しいことにチャレンジする意識が求められるでしょう。

ガス会社社員に向いている人・適性

ガス会社社員のキャリアプラン・キャリアパス

ガス会社は多くの職種があるため、本人のやる気によりさまざまなキャリアプランが考えられます。

営業職であれば、エンドユーザー営業からハウスメーカー営業、そして機器販売の計画立案を行う職種へのキャリアパスがあります。

技術職であれば、工場の維持管理職から自社設備の建設担当、そして設備建設の企画・立案を行う職種へ進む道もあります。

また、営業からコーポレート部門、生産関連職から原料調達など、別部門へのキャリアパスも考えられます。

いずれのパターンもさまざまな経験を積まなければならず、チャレンジ精神を持って業務に取り組む姿勢が求められます。

ガス会社社員は高卒から目指せる?

結論からいえば高卒からでもガス会社の社員は目指せます。

ただし大手4社をはじめ、ある程度の企業規模の都市ガス会社は基本的に大卒、または高専卒が新卒採用の対象です。

中には技術系の職種で高卒採用をしている企業もありますが限定的といってよいでしょう。

LPガスの供給・販売をしている企業は規模もさまざまですし、地元に密着していることも多いため高卒採用をしている会社もあります。

ガス会社への転職を検討するなら、転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途でガス会社を目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。

インフラ分野に強い転職アドバイザーから、業界情報を聞くことができたり、ガス会社の「非公開求人」の情報を得ることができます。

まだ転職するか迷っている、そもそもガス会社が自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。

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