映画配給会社社員の志望動機と例文・面接で気を付けるべきこと
映画配給会社社員を目指すきっかけで多いものは?
映画配給会社への就職を目指す人の志望動機として多いものは、やはり「映画が大好き」という思いです。
学生の頃から映画をよく観ており、将来のことを考えたときに「大好きな業界で働きたい」と思った。
そんなきっかけから、映画配給の仕事に興味を持ったという人がたくさんいます。
このような映画に対する情熱は、もちろん何よりも大切なものです。
しかし気を付けたいのは、映画配給会社は、あくまでもビジネスとして映画に携わる立場だということ。
一人の映画ファンとしてではなく、ビジネスマンとして映画作品を世の中に届けていかなければいけません。
ファン目線で「面白い作品かどうか」を判断することもありますが、もっと客観的かつ広い視野を持つことが必要です。
ヒットしそうな映画を見極めながら、権利やお金に関する交渉事を重ねていきます。
志望動機を考える際には、こうした事情まで含めて、自分が映画に仕事として携わりたい理由をまとめるとよいでしょう。
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映画配給会社の志望動機の考え方
映画業界を目指す人は、映画への強い情熱がある人ばかりではありません。
「クリエイティブな仕事がしたい」「メディアに関わりたい」という理由から映画業界を目指す人も少なくありません。
また、「タレントやセレブに会いたい」とか「芸能界に携わりたい」という思いがきっかけの人もいます。
こうした理由は一見するとミーハーに感じられるかもしれませんが、仕事に対する姿勢が真剣であれば特段問題ありません。
ただし、憧れだけで勤まる仕事ではないことを理解したうえで自己アピールすることが大切です。
映画に詳しくないのであれば、入社までに過去の名作から最新作までたくさんの映画を観て勉強する意気込みがあることを伝えましょう。
採用人数の非常に少ない業界なので、熱意が伝わらなければ合格することは難しいのです。
映画配給会社社員の志望動機の例文
買い付けの仕事
「子どもの頃に家族でアニメの映画を観に行ったのをきっかけに、映画が大好きになりました。
大学では映画研究部に所属しており、週に一度の上映会に向けて映画を選ぶ役割を担ってきました。
過去の名作といわれる邦画から海外のマイナーな作品まで、上映する作品はさまざまです。
よい映画を見つけるために朝から晩まで映画のことを勉強するなかで、映画の配給の仕事に興味を持つようになりました。
こうした経験を生かし、御社では買い付けを担当し、新たなヒット作を生み出すお手伝いをしたいです。」
ブッキングの仕事
「私の父親は、週末になるたびに必ず映画館に足を運ぶほどの熱烈な映画ファンです。
私も中学生になった頃から一緒に連れて行ってもらえるようになりました。
県内の映画館はもちろんのこと、他県のミニシアターまで二人で足繁く通ったのは大切な思い出です。
このような経験から、映画館で映画を観ることの楽しさを多くの人に伝えたいと願っています。
そのために、映画配給会社で働き、素敵な映画をたくさんブッキングして映画館をもっと盛り上げたいです。」
宣伝の仕事
「高校一年生の頃から、趣味で映画のレビューのブログを運用しています。
自分が観た映画のなかで面白かったものや感動したものについて、積極的に情報発信してきました。
ブログを続けるうちに、読者の方からさまざまな反響が届くようになりました。
「あなたのブログをきっかけに初めて映画を観た」とか「面白かったので次も紹介してほしい」という言葉が励みになったことを覚えています。
自分の今までの経験とスキルを生かし、映画配給会社で宣伝の仕事をして、多くの人に映画の魅力を伝えていきたいです。」
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映画配給会社社員の面接で聞かれること・注意点
映画配給会社の面接は、比較的フランクな雰囲気の中で行われることもあるようです。
形式的な質問ではなく、その人の個性がわかるようなことを聞かれることもあります。
事前にしっかりと準備をしておくというよりは、自分らしさを存分にアピールする気持ちが大事です。
自分の大好きな映画作品については、わかりやすく簡潔に思いを語れるようにしておきたいものです。
もちろん、最低限のビジネスマナーや身だしなみ、言葉遣いなどには注意しましょう。
面接の流れは会社ごとに異なりますが、全体としては専門的な知識よりも人間性を重視しています。
さまざまな人と上手にやりとりしていくうえでのコミュニケーション能力、協調性、フットワークの軽さなどが見られることが多いようです。
臨機応変に動ける人、機転が利く人も歓迎されやすい世界です。
映画配給会社社員の自己PRのポイント
映画配給会社の面接では、学生時代に打ち込んできたことや自分の得意なことをアピールしましょう。
この業界は採用人数が非常に少ないので、面接官に強い印象を残すことが大切です。
サークル活動やアルバイト、留学などの経験は他の学生と似通ったものになりやすいので、具体的なエピソードをしっかり交えて話しましょう。
この他にも、さまざまな形のアピールが可能です。
たとえば、映画のレビューブログを運用している、映画の感想を呟くSNSアカウントでインフルエンサーとして活動している。
映画フェスティバルでボランティアスタッフとして参加している、などの経験も自己PRに繋げられます。
映画業界の仕事に反映させられる経験として、自信を持って語りましょう。
映画配給会社社員の履歴書で気をつけるべきことは?
映画配給会社は学生から人気のある就職先です。
しかし、新卒採用では数名から数十名程度しか採用しないことが多いため、採用試験は倍率が高いことで知られています。
このため、面接に進む前に履歴書やエントリーシートの段階で不合格になってしまう可能性もあります。
履歴書だからといってありきたりな内容にとどまるのではなく、個性を出せるように心がけましょう。
学歴はもちろんのこと、趣味や特技の欄も自己PRに繋がるよう丁寧に書きましょう。
また、映画配給会社では語学力のある若手を求めていることがあります。
海外から洋画を買い付ける部署の場合、英語や中国語などを話せるスタッフがいると仕事がスムーズに進むからです。
海外での在住経験がある人や留学経験がある人、TOEICや英検の資格を取得している人は、履歴書に書くようにしましょう。
映画配給会社の志望動機で悩んだら、転職エージェントに相談してみよう
未経験や中途で映画配給会社への転職を目指しているものの、志望動機や面接に自信が持てない場合は、転職エージェントで添削を無料で受けるのもおすすめです。
エンタメの分野に強い転職アドバイザーがしっかりサポートしてくれるので、書類通過率や合格率をアップさせることができます。
また、業界情報を聞くことができたり、映画配給会社の「非公開求人」の情報を得ることもできます。
まだ転職するか迷っているという段階でも、早めに専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができるでしょう。
リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。
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