司書になるための学校・大学

214大学

文部科学省によると、2012(平成24)年4月1日現在「司書養成科目」を開講している大学・短大は全国に214校あります。内訳は、4年制大学が155校、短期大学(部)が59校です。なお、11校の私立大学には通信課程も設置されています。
文部科学省 平成24年度司書及び司書補の講習実施大学一覧

学生の多くは、文学部や法学部などの学部に所属して専門的に学びながら、同時に司書資格取得のための科目を履修しています。

つまり、「司書になるためだけの大学」という限定的な学校はなく、司書養成科目が受講できるところへ進学して単位を修得し、司書の資格取得を目指しているのです。

「図書館情報学」

前述の通り、司書の資格だけを取るために進む大学や短大はありませんが、図書館で働くプロフェッショナルを育てる学部を設けている大学があります。

中でも「慶應義塾大学」と「筑波大学」が特に有名。毎年、国立国会図書館や全国の大学図書館などで活躍する人材を輩出しています。

この2校では「図書館情報学」という学問を専攻することが可能です。「図書館情報学」という分野を初めて聞く人もいることでしょう。

まず、図書館のあり方や運営方法、書籍を分類・管理する技術など、図書館に関する事柄を扱う「図書館学」という学問がありました。そこに、膨大な情報をどのように集約し、活用するかなどを研究する「情報学」を融合させて、「図書館情報学」なる学問が生まれたのです。

インターネットの普及した現在、「情報」とは図書だけとは限りません。世に存在する雑多な情報をどのように分類したり集約したりすべきかはもちろん、その情報の分析の仕方などを研究します。

この図書館情報学を専攻しなければ司書になれない、というわけではありませんが、卒業後の進路として国立国会図書館や大学図書館を念頭に置いている人は、さらに詳しく調べてみてください。

司書講習を開講する大学

大学に2年以上在籍し、62単位以上を修得していれば、在籍校に司書養成課程がなくても司書資格が取れます。他大学で開講されている「司書講習」を受けるという方法です。

この講習は、2012(平成24)年度には全国12校の大学で実施されました。主に夏期休業中の集中講義・演習なので、通学さえできれば、夏休みのうちに他大学で資格を取得できます。

「司書の資格がほしいけれども、自分が学びたい学部や学科のある大学には司書養成課程がない」という場合でも諦める必要はありません。

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