産業カウンセラー向いている人、適性

「聞き上手」が大切

産業カウンセラーは、たくさんの人から相談を受けるのが仕事です。

企業の経営者、サラリーマン、派遣社員のOL、人事担当者など、さまざまな立場の人が悩みや課題を解決するために産業カウンセラーのもとを訪れます。

彼らの中に共通するのは「自分の話を聞いて欲しい」という思いです。

ですから産業カウンセラーは、まずしっかり耳を傾けて、相談者がどんなことを望んでいるのかを聞き出します。

これは、専門用語でいう「傾聴」というプロセスで、カウンセリングを行う上でもとくに大切なプロセスです。

この「傾聴」を丁寧に行えるような、聞き上手で包容力のある人は、産業カウンセラーに向いているといえるでしょう。

逆に、人の話を辛抱強く聞くことができずに自分の話ばかりしてしまうようなタイプの人は、この職業は避けたほうがよさそうです。

強い正義感や信念がある人

産業カウンセラーのもとに寄せられる相談の中には、社内における上司からのパワハラや男性社員からのセクハラのような問題も含まれます。

組織としてはこのような問題はできるだけ表沙汰にしたくないですし、できればなかったことにしたいと考えているようなケースもあります。

こうした状況の中で、産業カウンセラーが相談者に寄り添って誰もが納得できるような問題解決の道を示すというのはとても難しいことです。

ときには板挟みになり、自分がどのような立場に立てば良いのかわからなくなることもあるかもしれません。

産業カウンセラーとなる人には、より良い社会を作るために自分がしっかり動くのだという強い決意と正義感、信念が求められます。

社会に興味がある人

産業カウンセラーの活躍の場は、「産業」を取り巻く現場です。

世の中にどのような仕事があり、企業があり、組織があるのかをよく知っていることが大切ですし、雇用の動向や問題についても学び続けなければいけません。

社会に対して興味や関心があり、自分なりの関わり方を見つけていきたいという意欲がある人が活躍できる仕事です。