女性の検事

検事の採用実績

検事になるには司法試験合格後、司法修習を修了し検事に採用される必要があります。近年、女性の司法試験合格者が増えていることを受け、検事の女性任官者も以前に比べ増えています。

では実際検事任官者のうち女性の割合はどのくらいいるのでしょうか。法務省が発表している最近の検事の採用実績には、男女別の任官者数が掲載されているので以下それを引用します。

17年度任官者数 96名(うち女性任官者 30名)
18年度任官者数 87名(うち女性任官者 26名)
19年度任官者数 113名(うち女性任官者 39名)
20年度任官者数 93名(うち女性任官者 32名)
21年度任官者数 78名(うち女性任官者 31名)
22年度任官者数 70名(うち女性任官者 22名)
23年度任官者数 71名(うち女性任官者 24名)

このように、近年では検事任官者の三分の一程度を女性が占めています。以前は女性任官者の割合がもっと少なかったので若い世代に女性検察官が増えてきています。

昭和50年代には全体の1%程度しかいなかった女性検察官ですが、平成23年度には全検察官2633人中372人が女性検察官となっています。これは割合にすると14.1%ですが、まだまだ女性の数が少ない職場とはいえます。

仕事内容

検事の仕事内容としては、女性だからと特別なものがあるわけではありません。反対に言えば、女性も男性と同じ仕事を同じ立場でこなしています。仕事量が同じですのでもちろん給料にも男女差はありません。

では、実際女性検事がどのような働き方をしているのでしょうか。

大きく分けると検事は、捜査を行う捜査検事と裁判を担当する公判検事に分かれています。捜査検事の場合、犯罪はいつ起こるかわかりませんし、起こった以上迅速・適正に処理しないといけませんので夜中でも捜査をすることもあります。

それに対し、公判検事は先々の予定が立てやすいので、特に家庭がある場合女性は公判検事が多いようです。

女性は少数者の職場ですから、それに伴う不便もあるかもしれません。しかし、やる気と能力さえあれば、女性でも自分の興味のある仕事をすることができるので、非常にやりがいがあるといえるでしょう。