管理栄養士国家試験の難易度、合格率

管理栄養士の難易度

試験の概要

管理栄養士の資格を取得するためには、管理栄養士国家試験に合格することが必要です。管理栄養士の国家試験は年に1回、毎年3月中旬ごろに実施されます。

管理栄養士になるには

試験は午前の部105問、午後の部95問、計200問で構成されており、受験科目は社会・環境と健康、人体の構造と機能及び疾病の成り立ち、食べ物と健康、基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論の9科目となっています。

既卒者の合格率は低め

厚生労働省が発表する情報によると、平成27年度の合格率は、管理栄養士養成課程(新卒)が85.1%、管理栄養士養成課程(既卒)が5.4%、栄養士養成課程(既卒)が9.2%、全体では44.7%です。

新卒生の合格率が90%前後であるのに対して、既卒生の合格率はそれよりもずっと低い状況にあります。

なぜ、新卒者と既卒者の間で、これほど合格率に差があるのでしょうか?

それは、新卒者は学校で国家試験対策講座を受けて受験するからです。一方の既卒の場合、仕事をしながら勉強をし、受験に臨む人が多いため、合格率がさほど上がらない状況にあります。

栄養士養成過程からの国家試験受験

管理栄養士ではなく、栄養士養成過程に進んだ場合も、のちに管理栄養士の国家試験を受けることは可能です。

しかし、定められた期間(1〜3年。学校の修業年限が2年の場合は3年以上)、学校や病院等施設、食品の製造、栄養に関する行政機関等で働いた後でなければ、受験資格が得られません。

早く管理栄養士の国家資格を得たい人は管理栄養士養成施設、現場を経験してからという人は栄養士養成施設に進むケースが多いです。

ただし、管理栄養士は「栄養指導ができる」点が栄養士との大きな違いであり、より複雑で困難なケースの指導も行えること、また栄養士養成課程卒業者の国家試験合格率があまり高くないことなどから、はじめから管理栄養士養成施設に進む人も増えているようです。

管理栄養士国家試験の受験者数、合格率

管理栄養士国家試験 受験者数の推移

管理栄養士国家試験の受験者数は、ここ数年2万人前後を推移しています。平成27年度の受験者数は19,086人となっています。
管理栄養士国家試験受験者数_27

管理栄養士国家試験 合格率の推移

管理栄養士国家試験の合格率は、前年度まで上昇傾向でしたが、平成27年度試験の合格率は前年度に比べて大きく減少し44.7%となりました。
管理栄養士国家試験合格率_27

管理栄養士国家試験 学校区分別合格率

平成27年度試験の学校区分別の合格率は、管理栄養士養成課程(新卒)が85.1%、管理栄養士養成課程(既卒)が5.4%、栄養士養成課程(既卒)が9.2%となっています。

例年、新卒の合格率は80%〜90%台、既卒は5%〜30%と大きな開きがあります。

管理栄養士の資格を取得するためには、管理栄養士国家試験の受験資格を得られる4年制の学校に通い、学校でしっかりと勉強をして、現役で合格するルートが有利といえそうです。
管理栄養士国家試験学校区分別合格率_27

平成27年度 管理栄養士国家試験の概要

試験日 平成28年3月20日(日)
願書受付期間 平成28年1月8日(金)~1月15日(金)
試験地 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県及び沖縄県
受験資格 ・修業年限が2年である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、特定の施設において3年以上栄養の指導に従事した者(平成28年3月31日までに3年以上従事する見込みの者を含む。)
・修業年限が3年(学位授与機構の認定する栄養学に関する専攻科での履修期間を含む)である栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた後、特定の施設にて2年以上栄養の指導に従事した者(平成28年3月31日までに2年以上従事する見込みの者を含む。)
・修業年限が4年である管理栄養士養成施設を卒業して栄養士の免許を受けた者(平成28年3月31日までに卒業する見込みの者を含む。)など
試験科目 1.社会・環境と健康
2.人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
3.食べ物と健康
4.基礎栄養学
5.応用栄養学
6.栄養教育論
7.臨床栄養学
8.公衆栄養学
9.給食経営管理論
合格率 49.30%
合格発表 平成28年5月10日 (火曜日)午後2時に厚生労働省及び各試験地の事務所にその受験地、受験番号を掲示して発表
受験料 6,800円
詳細情報 厚生労働省 管理栄養士国家試験