バレリーナの給料・年収

本業での生活は厳しい

バレリーナの給料・年収は、バレエ団によって違います。

日本国内ではほとんどの場合、定額の給料制ではありません。チケットのノルマの半額が給与というケースも多く、チケットが売れなければ赤字になってしまうようなこともあります。

バレエ団によっては、バレエ団の経営するバレエ学校やバレエ教室で教えることに対して報酬を支払うこともありますが、教えることはバレリーナの本業ではありませんので、これはバレリーナのお給料ではありません。

けれども、舞台出演によっての報酬が発生しない、または発生するがチケットノルマを差し引くとほとんどなくなってしまうという状態では生活が成り立ちません。

バレエを教えて生活する

 
日本でバレリーナとして生活していくことは非常に厳しいため、スポーツクラブや知り合いの先生のバレエ教室などで教師の仕事をしている人も多くいます。

具体的にはスポーツクラブなどで教えることによって、直接契約した場合は、概ね1クラス5,000円前後の報酬を得ることができます。バレエ団を通しての依頼の場合は、それよりも少なくなることもあります。

1クラスの時間は、プロを目指す中学生高校生のクラスは90分、趣味でする主婦のクラスや幼児のクラスは1時間前後が平均的です。

週にするクラスの数は、プロを目指す生徒のクラスであれば、週5回から7回のクラス、小学校高学年のクラスは週5回 低学年は2、3回 幼児は1、2回くらいです。

バレエ教師の収入は、いくつクラスを受け持つかによって変わってきます。

海外のバレエ団は給料も高い

有名なバレリーナになり、海外のバレエ団に招聘されて主役を踊るようになれば、多くの年収を得ることができます。

1980年代の後半にアメリカやヨーロッパの国々ではそれまで芸術支援のために使ってきた国家予算を大幅に減らしたため、その頃ほどの贅沢はできなくなっていますが、海外である程度の規模のバレエ団に就職した場合は、生活していけるだけのお給料をもらうことができるでしょう。

ただし、海外のバレエ団であればどこでも恵まれているというわけではなく、海外であっても自活して行けるだけの給与が出ないバレエ団も多くあります。

バレリーナは出費も多い

バレリーナは収入からトウシューズなどの踊っていくための費用を捻出しなければなりません。海外のバレエ団ではトウシューズとタイツは支給されますが、国内では自費で賄う必要があります。

数年前からやっと、東京バレエ団では融資の寄付によるトウシューズ基金というシステムができトウシューズ代の一部を基金から個々のダンサーが受け取れるようになりましたが、まだまだ十分とはいえません。

また、ダンサーに絶対的に必要なトレーナーや、マッサージにかかる費用も、海外のバレエ団ではバレエ団に専属のトレーナーやマッサージ師がいるので無料で受けられることが多いのですが、日本では個人が自費で治療を受けなければなりません。

この治療は保険がきかないので1回5千円から6千円かかりますので、毎週行くとそれだけで2万円以上かかるのです。

バレリーナはとてもやりがいがあり、夢のある職業ですが、待遇はけっして恵まれているわけではありません。続けていくためには、かなりの覚悟が必要となるでしょう。