食品メーカー社員のつらいこと・大変なこと・苦労

食品メーカー会社社員のつらいこと・大変なこと

安全・安心に対する責任の重さ

食品メーカーで働くうえで最も大変なことのひとつは、食品業界そのものに「安心・安全」に対する強い意識が求められている点だといえます。

食品は、人々に楽しみやワクワク感を与えるものですが、そればかりではなく人の健康を左右するものであり、とくに日本では食品の安全性が日ごろから厳しくチェックされています。

もし、食品メーカーにおいて異物混入や食品偽装といった重大な問題が起きてしまえば、間違いなく世間からバッシングを受けることになり、最悪の場合、会社の存続すら危うくなってしまうかもしれません。

実際、そうした例は過去にニュースでも報じられています。

食品メーカーは、世間一般の人々にもよく知られている企業が多いため、良くも悪くも注目されやすい一面があります。

もし会社でトラブルが発生すれば、自分が直接その問題に関与していなかったとしても、「○○の社員」という目で見られる可能性は否定できません。

もちろん、過度なプレッシャーを感じる必要はありませんが、食品メーカー社員は、どのような職種に就くにしても、それだけ責任の重い仕事に携わっているのだという自覚が求められます。

営業職は体力も必要

食品メーカー社員のなかでも、とくに仕事が大変だといわれているのが営業職です。

営業の仕事の厳しさというと、よくいわれるのは「ノルマに追われる」といった点ですが、食品メーカーの営業は、必ずしもノルマが設定されるとは限りません。

既存顧客を担当する「ルート営業」の仕事もあるため、精神的にはそこまで負担を感じていない人もいます。

しかし、食品会社の営業は「体力勝負」の面も大きい点が、大変だといわれる理由につながっているようです。

というのも、食品メーカーの顧客となる量販店や小売店、飲食店などは土日に稼働していることが多いため、営業は休日出勤をして、顧客からの問い合わせや商談に対応しなくてはならないことがあるからです。

また、スーパーマーケットを顧客に持っている営業の場合、自社の製品を店頭の棚へ陳列補充するのを手伝ったり、置き場の配置を変える際に応援をしたり、といったことが日常的に行われています。

顧客の状況によっては早朝や深夜にこれらの作業を行わなくてはならず、このような点で体力も必要とされ、苦労を感じることがあるかもしれません。

食品メーカー会社社員の悩み

食品メーカー社員ならではの悩みは、商品開発職において見られます。

商品開発職は、製品のコンセプトやマーケティングデータ、研究内容などを基に、原料を組み合わせて試作品を作り、実際に生産できる状態にする仕事です。

この仕事の悩みをひとことで簡単にいえば、「太りやすい」ことです。

開発職の社員は、日々試作品を味見して「味はおいしいか」「風味がイメージ通りか」などをチェックしなくてはなりません。

揚げ物やスイーツの開発時はとくにカロリー過多になりやすく、太りやすいことが悩みと話す人は多いです。

しかし、食を扱う仕事をしているからこそ、自身の健康管理には十分に取り組む社員が多いのも事実です。

積極的に運動をする、仕事以外の食事をコントロールするなどの努力で、なるべく太らないようにすることは可能でしょう。

食品メーカー会社社員を辞める理由で多いものは?

食品メーカーは、大手企業を中心に福利厚生や労働環境が整備されていることが多く、特別に離職率が高い業種ではありません。

しかし、そのなかでも「辞めたい」と感じる人はいます。

離職につながるよくある理由としては、人間関係が合わない、さらに高収入を目指したい、家庭の事情、ほかにやりたい仕事が見つかったなどです。

このほか、食品メーカー特有のものとして、職種や配属先によっては、不規則な生活になることが挙げられます。

食品メーカーは顧客から注文を受けて製品を作り、納品します。

納期は必ず守らなくてはなりませんから、生産工程でトラブルがあったり、一気に注文量が増えてフル稼働しなければ間に合わない繁忙期などは、対応のために早朝から深夜まで長時間働かなくてはならない場合があります。

また、顧客からの急ぎの依頼事項や消費者からのクレーム対応など、各部門で日常的にイレギュラーな事態は発生しがちです。

このようななか、残業時間がどうしても長くなってしまい、仕事を辞めたいと感じる人がいるようです。