建設会社社員のやりがい・楽しさ・魅力
建設会社社員のやりがい・楽しさ
手掛けた仕事が後世に残る
建設会社における仕事の大きなやりがいは、自身の手掛けた仕事が後世に残り続けるということです。
木造住宅は25年~35年前後、鉄筋コンクリート造なら50年程度が耐用年数なので、何世代にもわたって受け継がれていく家もあるでしょう。
マンションやビル、学校、病院、トンネルやダムなどのインフラ設備は強固な造りとなっているので、修繕を重ねれば耐用年数が長くなります。
自分のたずさわった仕事が目に見える形となって世の中に残り、ときには地図が書き換えられることさえあるというのは、想像しただけでワクワクするでしょう。
建設会社は、数ある職業のなかでも、「ものづくり」の醍醐味や楽しさを最も味わいやすい仕事のひとつです。
チームで働く楽しさ
建設会社の仕事は、一般的にかなり大掛かりであり、ひとつのプロジェクトには数多くの人が関わります。
そのなかには、違う部署の社員もいますし、下請けなど外部の建設会社社員もいれば、設計事務所の建築士や大工の棟梁(とうりょう)、左官(さかん)などの職人もいます。
年齢や性格、考え方、能力、プロジェクトにおける立場や課せられた役割などもバラバラです。
建築は、多種多様な人たちが、それぞれの専門スキルを持ち寄って、同じ目標に向かって取り組みます。
関わる人が多くなればなるほど、情報共有やスケジュール調整、意見をすり合わせていくことは難しくなり、そのかじ取り役である建設会社社員の苦労は増していきます。
しかし、困難が伴う一方で、チームで働くということには、力を合わせる楽しさや面白さがあります。
うまくチームワークを発揮できたときには大きな喜びと達成感を味わえるでしょう。
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建設会社社員の魅力
社会に貢献していることを実感しやすい
建設会社の仕事は、インフラ工事を筆頭として、社会貢献度が高いことも魅力のひとつです。
たとえば新たに橋をつくる橋梁工事を手掛けることによって、地域の人々の利便性を大きく向上させることができます。
交通の便がよくなるのはもちろん、地域経済の発展にもつながり、街の人から感謝されることも多いでしょう。
完工後、その建造物がたくさんの人に利用されているのを見ると、「自分の仕事がたしかに人の役に立っている」と実感するとともに、仕事に対する誇りを感じられるという声もよく聞かれます。
建設会社は、地震や豪雨など自然災害による建物の被害があったとき、復旧工事や災害対策工事を手掛ける場合もあり、とくに社会に貢献していることを感じやすいでしょう。
最先端技術を駆使して働ける
建設業界の仕事が、「危険、きつい、汚い」といわれていたのは、もう過去の話です。
ほかの業界と同じように、建設業界も昨今は急速に技術革新が進んでおり、いたるところに最新のICT(情報通信技術)が取り入れられています。
たとえば測量においては、かつては人力で汗をかきながらデータを収集していたのが、現在ではドローンによって上空から撮影した映像を解析し、形状や長さ、高さなどを計測することが主流となっています。
設計においても、建物のデザインから施工、その後のメンテナンスまで、3次元モデルで一元管理できる「BIMシステム」が利用されています。
新しい技術に関心が深い人にとって、最先端テクノロジーを使った仕事をできる点が建設会社の魅力です。
これらの最新技術を学ぶ意欲さえあれば、キャリアに関係なく最前線で働くことが可能であり、若手でも活躍しやすいフィールドが形成されています。