一般事務職の勤務時間と休日 残業はどれくらいある?
一般事務の勤務体系の種類
一般事務は「正社員」として雇用される人もいれば、「アルバイト・パート」や「派遣社員」といった形で雇用される人もいます。
いずれの雇用形態でも、多くの場合は朝から夕方の間の「日勤」主体で勤務します。
フルタイム勤務であれば、昼休憩をはさみつつ、1日中オフィスの中で事務作業をメインに手掛けていくことになるでしょう。
アルバイトなど、1日のうちに4~5時間程度の勤務になる雇用形態もあります。
一般事務の求人を探す場合には、雇用形態や勤務体系をしっかりと確認し、希望通りの働き方ができることを確認しておきましょう。
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一般事務の勤務時間
正社員雇用の場合、勤務時間は朝8:30~18:00前後、実働時間は1日7時間30分~8時間程度になることが多いでしょう。
シフト制勤務や夜勤が発生する職場は少ないため、生活リズムを一定に保ちやすい特徴があります。
全体としてみれば残業もあまり多くありませんが、職場によって忙しさや組織体制は異なり、一般事務でも長時間の残業を求められるようなこともあるようです。
勤務時間については、可能であれば就職前に口コミなどで確認しておくことをおすすめします。
一般事務の休日
正社員雇用の場合、一般事務の休日は土日祝日の「完全週休2日制」に固定されていることが多いです。
ただし、すべての一般事務が土日祝日固定で休めるというわけではありません。
土日祝日に仕事が忙しくなる勤務先の場合だと、事務作業が集中して発生しやすい土日祝日に出勤し、代わりに比較的業務が安定する平日が休みとなる可能性も考えられます。
なお、長期休暇や有給休暇については、職場に相談さえすれば、比較的取りやすい職種です。
プライベートを充実させたい人や子育て世帯など、まとまった休日を取りやすいことにメリットを感じる人にとって、一般事務の仕事は働きやすい仕事だといえます。
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一般事務の残業時間
一般事務は、残業が少なめの職種といわれています。
基本的には定時退社、必要に応じて数十分程度の残業をこなすというスタイルが多く、求人では「月残業時間10~20時間」とアピールしている企業も少なくありません。
ただし、一般事務が退社する直前の時間に急ぎの用事が舞い込みやすい勤務先だと、日によって残業しなければならない可能性は高くなります。
また、その日の仕事や引継ぎがなかなか終わらない場合も、残業になることがあります。
一般事務に夜勤はある?
一般事務が夜勤をすることは多くありません。
ただし、求人の中には夜勤を条件とした一般事務の求人があることも確かです。
とくに製造業の一般事務の場合だと、製造に必要な機械の管理も任されることが多く、深夜操業時の機械トラブルへの対応も必要になります。
不安な場合は、就職前に夜勤の状況について確認しておきましょう。
一般事務は忙しい? 激務?
ひとくちに一般事務と言っても、勤務先によって一般事務の仕事内容はさまざまです。
前述の製造業であれば機械管理のほかにも材料の発注や製品の発送などの仕事が、法律事務所であれば関係各所への連絡や出張などを必要とします。
また、勤務先によっては「繁忙期」が存在し、繁忙期に該当する時期には一般事務の仕事量も増え、残業の機会も多くなるでしょう。
そうでない場合も、多種多様な仕事を効率よくこなさなければ仕事が溜まり、残業や休日出勤を必要とするケースもあります。
一般事務の休日の過ごし方
勤務時間が固定的で、土日祝日の固定給や長期休暇をとりやすい一般事務は、充実した休日を過ごしやすい職種といえます。
休日のスケジュールをたてやすく、仕事の都合による予定キャンセルのリスクも少ないことから、遠出などを含めた休日を満喫できる可能性が高くなります。
ただし、一般事務の給与水準は他の職種よりも低めであり、自分の収入だけではゆとりのある生活や、思い切ったお金の使い方はできないと感じている人も多いようです。
長期休暇などでまとまったお金を使う予定がある場合には、計画的な貯金が欠かせません。