一般事務のキャリアパス・結婚後の生活

女性の一般事務の現状

一般事務は、さまざまな企業において必要とされている職種であり、企業によって男女比は異なります。

ただ、全体として見ると、女性のほうが比率としてはだいぶ大きいといわれています。

一般事務を募集する企業等では、おおっぴらには「男性NG」とはできないため男性の応募も受付しています。

しかしながら、昔から「事務の仕事=女性の仕事」というイメージが根付いているのは事実で、明確ではないものの、女性のほうが一般事務に好ましいと考える企業も少なくないようです。

女性にとっては、就職先を探しやすい職種のひとつといえるでしょう。

女性が一般事務をすることの強み・弱み

細かな気配りができる

一般事務に求められる素質として「細かな気配りができる」ことが挙げられます。

一般事務の仕事では、同じ職場で働く社員たちが何をしようとしていて、どのようなサポートが必要なのか判断する能力が重要です。

細かな気配りのできる女性は、職場でのさまざまな業務を円滑に回せる可能性が高く、一般事務向けであるといえます。

受容力でコミュニケーションに強い

一般事務の仕事では、社内外のさまざまな人と関わることになります。

そのなかでは、密なコミュニケーションが必要になる場面も多々出てきます。

受容力があり、相手のことをきちんと理解できる能力をもった人、自分の意思を正しく伝えられる人は、一般事務としての仕事を進めやすいでしょう。

メンタルが弱いと不利?

一般事務に対して「簡単な仕事」というイメージを抱く人もいますが、実際には多様な業務を任され、テキパキと段取りよく仕事を進める必要があります。

また、職場によっては丁寧な指導を受けられず、日常業務をたくさんこなしながら慣れていくしかない場合があります。

一般事務として働く人の口コミなどを見ても、「たびたび上司に叱られている」という人もいるようです。

メンタル面に弱さのある女性だと、仕事を続けるのに耐えられなくなる可能性も考えられます。

一般事務の結婚後の働き方・雇用形態

一般事務は、結婚後の女性でも働きやすいといえます。

とくに、一般事務は残業がさほど多くないことから、結婚後の女性でも正社員として働きやすい職種であるといえます。

さまざまな調査データをみていくと、一般事務の月の残業時間は10~20時間程度、1日当たり1時間未満になるケースが多いようです。

仕事と家庭を両立させやすいため、仕事を続けながらプライベートも大切にしたい人には魅力的でしょう。

また、一般事務は「派遣社員」や「パート」といった自由度の高い働き方も可能です。

家庭での時間をより多く確保したい場合は、これらの働き方に変えることも視野に入れてみるとよいでしょう。

一般事務は子育てしながら働ける?

一般事務は、子育てをしながらでも働きやすい職種といえます。

その理由は、先ほど挙げた通りまず残業が少ないこと、さらに一般的には土日祝日が固定休で、長期休暇も取りやすい職種であることが挙げられます。

定時に退社できる可能性が高く、保育施設に子どもを預ける場合の「お迎え」も差し支えなく続けられるでしょう。

さらに休日出勤を求められることはほとんどなく、休日は子どもと時間をしっかりと確保できます。

どうしても家を空けられないという場合には、最近、募集が増えている「フリーランス」として働くこともできます。

この場合、在宅で一般事務の仕事を請け負うスタイルであれば、家を空けずに仕事を進められます。

一般事務は女性が一生働ける仕事?

一般事務の仕事は、産休などの一時的な離職を除けば、女性が一生働くことのできる仕事だといえます。

しかし、懸念点もいくつかあります。

ひとつは「キャリアアップが難しい」ことです。

通常、一般事務には高度な専門スキルや知識は求められないため、キャリアアップのためには、資格取得などによる別職種の兼務や転属、転職などを視野に入れる必要があります。

もうひとつは「一般事務の需要自体が減少傾向にある」ことです。

IT技術がさまざまな仕事を代替しているなか、一般事務の仕事はITにとってかわられつつあります。

今後も、完全に一般事務の需要がなくなるということは考えにくいですが、これまで人力で手掛けてきた一般事務の仕事の一部は、すでにIT技術を駆使してコストを抑えて行えるようになっています。

そのため、これから一般事務を目指す若者が、定年まで立場を維持できるかといえば、やや厳しい現状があると考えておいたほうがよいでしょう。