栄養士の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
栄養士を目指して就職活動を行うときに気になるのは、就職試験でどのようにふるまうべきかということでしょう。
本記事では、栄養士の志望動機の考え方や面接の注意点、自己PRのポイントなどを紹介します。
栄養士を目指すきっかけで多いものは?
栄養士の志望動機として多いのは、「食が好きで、食を通じて人々の健康づくりに貢献したい」という思いです。
食に強い興味関心があり、栄養学を学んで人の役に立ちたい、たくさんの人を助けたいといった考えが、志望動機につながっているケースが多いようです。
また、自分自身が栄養の大切さを実感し、その出来事によって栄養士の仕事に興味を持ったという人もいます。
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栄養士の志望動機の考え方
どの業界を志望するかによって志望動機も変わってきます。
たとえば、食品系や開発部門希望の場合は、企業人としてどう会社や人々に貢献していきたいか、学校で学んだ知識をどのように活かし、開発の一員として働いていきたいかといったエピソードを挿入し具体的にアピールするといいでしょう。
病院や保育園、保健所などの施設の場合、健康な人から病気の人まで幅広く管理・指導します。
とくに病気の人などは、食事で症状が改善したり悪化したりすることもあります。
命にかかわる仕事であるため、危機管理能力や使命感、相手への共感力などもアピールするといいでしょう。
栄養士の志望動機の例文
企業に就職する場合の志望動機
一人暮らしでも、ビタミンやその他の栄養素を気軽に取れるメニューが豊富で、いつも活用しております。
カロリーを考慮してのメニュー作りはもちろんですが、お客様に満足してもらうため、これまで培った知識を生かし、柔軟な発想で開発に携わりたいと思い志望しました。」
保育園に就職する場合の志望動機
食事は、体の成長だけでなく、情緒を育む大切な要素です。
小さな頃の食習慣が、成人後の健康に大きく影響しますので、将来的な健康維持に貢献できるよう、食事作りやメニュー作りに貢献していきたいです。
アレルギー食は個別食になりやすいので、できるだけ周囲と同じような代替食を考え、疎外感を感じることのないよう配慮したいです。また、アレルギーについてみんなが理解できるような指導をしていきたいと考えています。」
病院に就職する場合の志望動機
その病気は食事制限があったのですが、病院で出される食事が味気なく、日に日に食欲が落ちていったのを見て「もっとおいしい病院食をつくってあげたい」と思うようになりました。
○○病院では、患者に対する栄養指導を熱心に行っていると聞き、患者さんに寄り添える献立作りや指導ができると思い志望しました。
スタッフの一員となり、よりおいしい食事を提供できるように努力したいです。」
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栄養士の面接で聞かれること・注意点
栄養士の面接では、他の職種とさほど変わらず一般的な質問が多いです。
栄養士だからといって、特殊な質問をされることはほとんどありません。
なぜ栄養士になりたいのか、自分の長所短所など、あらかじめ予想される質問にはしっかりと対策をしてきちんと相手に伝えられるようにしましょう。
栄養士の自己PRのポイント
これまで学んできたことまたは真剣に取り組んできたことは何かというのが比較的多い質問です。
これには学業以外のことも含まれるため、自分をアピールできる要素を盛り込むとよいでしょう。
特別に打ち込んできたことがなくても、自分が好きなものから自分が何を得たのかを話すことができれば、好印象を与えることができます。
また、志望先の企業や施設の特色、経営理念などをあらかじめ勉強しておき、からめて話ができるとよい印象を残すことができるでしょう。
栄養士の履歴書で気をつけるべきことは?
栄養士の履歴書の書き方は、一般的な履歴書の書き方とほぼかわりありません。
ただし、在学中でまだ栄養士資格を得ていない場合は「○年○月 栄養士免許取得見込み」、管理栄養士の国家試験の受験資格を得る場合は「○年○月 管理栄養士国家試験受験資格取得見込み」などと書いておくとよいでしょう。
栄養士の採用試験のポイントのまとめ
食や栄養への関心の高さからこの道を志す人も多いでしょう。
面接では一般的な質問が多いため、あらかじめ予想される長所・短所や志望動機などはよどみなく答えられるように準備するほか、志望する施設の理念や方針などを絡めて話すことができるようにしておくと好印象を残すことができます。