【2022年版】栄養士の年収・給料はどれくらい? 初任給やボーナス、統計データも解説

栄養士が働く施設は数多く、その数だけ収入のあり方も変わってくるといえます。

本記事では、栄養士の平均年収や初任給、施設別の年収、収入の上げ方などを紹介します。

栄養士の平均年収・給料の統計データ

栄養士は必ずしも高収入が望めるという職業ではありませんが、職場によっては栄養士の資格手当がつく場合もあります。

とくに民間企業では会社の規模や経済の状況、営業実績などで給料が大きく変わってくるため、志望する企業がある場合はチェックしてみましょう。

栄養士の平均年収・月収・ボーナス

賃金構造基本統計調査

栄養士の平均年収_2021

令和3年度の賃金構造基本統計調査(厚生労働省)によると、栄養士の平均年収は37.4歳で368万円ほどです。

・平均年齢: 37.4歳
・勤続年数: 8.4年
・労働時間/月: 165時間/月
・超過労働: 6時間/月
・月額給与:255,500円
・年間賞与: 609,600円
・平均年収: 3,675,600円

出典:厚生労働省「令和3年度 賃金構造基本統計調査」
栄養士の平均年収の推移_2021

※平均年収は、きまって支給する現金給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額にて計算。
※本統計はサンプル数が少ないため、必ずしも実態を反映しているとは限りません。

求人サービス各社の統計データ

職業・出典 平均年収 年収詳細
管理栄養士
(転職ステーション)
325万円
栄養士
(Indeed)
2,889,922円 時給1,055円
日給 13,165円
月給 204,611円
栄養士/管理栄養士
(DODA)
295万円 男性:324万円
女性:292万円
20代: 282万円
30代 :336万円
40代 :352万円
50代〜:~443万円
生涯賃金:1億6213万円
栄養士
(求人ボックス)
309万円 26万円

各社のデータより、栄養士の年収は285〜320万円の間となる実態が見えてきます。

栄養士の手取りの平均月収・年収・ボーナスは

各社の統計データをもとに算出すると、栄養士の平均年収は300万円前後となると思われます。

厚生労働省の統計調査より、ボーナスが年間でおよそ2.5ヶ月となっていることから、月額総支給額は26万円、ボーナスは年間61万円ほど支給されていると考えられます。

東京都で勤務する栄養士で、独身の人の場合、交通費などを除外して考えると月の手取り額は16~17万円ほどになると見込まれます。

日本人全体の平均年収が約420万円と言われているため、一般的な職業よりも給与水準は低めです。

栄養士の初任給はどれくらい?

都内で勤務する場合の基本給は18~19万円、地方の場合はさらに低く16~18万円ほどと見込まれます。

栄養士の勤務先の年齢別の年収(令和3年度)

栄養士の年収を年齢別に見ると、年齢の上昇にしたがって、年収も上がっています。最も年収が高い世代は、55~59歳の481万円です。

全年代の平均年収は368万円となっています。

栄養士の年収(年齢別)_r3

上記グラフの基タイトルは「栄養士」で管理栄養士など他職業を含むデータです。

栄養士勤務先の規模別の年収(令和3年度)

栄養士の年収は、勤務先の企業規模とあまり相関がないようです。

10〜99人規模の事業所に勤める栄養士の平均年収は351万円、100〜999人規模は370万円、1000人以上規模378万円、10人以上規模平均は368万円となっています。

栄養士の年収(規模別)_r3

上記グラフの基タイトルは「栄養士」で管理栄養士など他職業を含むデータです。

賃金構造基本統計調査より作成。本統計は調査の母数が少ないため、必ずしも実態を反映していない可能性があります。

栄養士の福利厚生の特徴は?

栄養士は、病院や公的施設で働くことが多いため福利厚生もしっかりしていることが多いです。

また、産休や育休、時短勤務など子どもをもつ人でも働きやすい環境が整っていることが多いようです。

栄養士の給料・年収の特徴

資格手当がもらえる

高収入が望めるという職業ではありませんが、職場によっては栄養士の資格手当がつく場合もあります。

栄養士資格だと2,000円〜5,000円、管理栄養士だと、5,000〜10,000円ほどつくこともあります。

公務員として働く場合

栄養士は、公務員試験を受け公的機関で働くこともできます。

公務員の栄養士は、待遇や福利厚生も手厚く、経験によって級が上がっていくので昇給しやすいといえます。

施設別の栄養士の給料・年収

給食会社で働く栄養士

給食会社の栄養士の月給は18万〜22万円が大半です。

老人施設や保育園などに併設された給食室で働く場合も同程度でしょう。

病院で働く栄養士

病院の栄養士の月給は18万〜27万円と大きな開きがあります。

病院での調理は専門性が求められるぶん、給料が高くなっているところが多いようです。

メーカーで働く栄養士

食品メーカーの開発や研究職は、給与や待遇がよく専門性を生かして働けると人気があります。

ただし管理栄養士での採用や中途採用がほとんどのため、栄養士が新卒での採用を目指すのは難しい面もあります。

栄養士が収入を上げるためには?

栄養士が収入アップを目指すには、管理栄養士を目指すのが一般的です。

栄養士よりも管理栄養士の方が手当てがつき、月収も約5,000~1万円ほど高くなるようです。

また、管理栄養士の資格を取得したほうが求人が多く、より待遇のよい職場で働くチャンスが増えます。

管理栄養士になるには、栄養士養成施設での年数と卒業後の実務経験の年数が5年以上必要なため、栄養士として経験を積みながら、ステップアップのために勉強をすることが大切です。

管理栄養士の給料・年収

栄養士の給料・年収のまとめ

栄養士の平均的な収入は300万円前後で、決して高いとはいえません。とはいえ、産休や育休、時短勤務など福利厚生の充実で子どもをもつ人にも働きやすい環境を整えている施設もあります。

行政施設や病院、メーカーで働く場合は好待遇を受けられる場合もあるようです。

収入アップを望むのであれば、実務経験を積みながら勉強を重ね、管理栄養士を目指すのがよいでしょう。