電力会社にはどんな職種がある?

電力会社の職種

電力会社は大きく発電、送配電、小売という3つの部門に分けられ、その中でも技術系、事務系と分けられます。

ここでは部門ごとに、電力会社特有の職種を紹介していきます。

発電部門系の職種

燃料調達(事務系)

燃料が必要な発電施設、火力であれば石炭、液化天然ガス(LNG)、石油、原子力発電であればウランなどは輸入に頼らなければいけません。

輸入業務をおこなうのが燃料調達部門の社員です。

特に現在、国内における発電方法のメインは火力発電ですが、燃料のほとんどを輸入しているのが現状です。

安定した火力と発電を確保するため、世界各国にある現地企業と交渉を行い、運搬船の手配や通関手続きなども担当しています。

計画(技術系)

発電設備の工事や修繕の計画を策定する職種のほか、既存設備の点検や更新計画を策定する職種もあります。

発電所には多種多様な設備があり、すべてが正常に作動することで安定した電力供給が実現します。

設備ごとの特徴を把握し、工事を担当する土木関連部門や発電所運用部門など、他部門との連携も重要です。

発電所運用(技術系)

火力、水力、原子力などの各種発電設備の運転操作を行い、計画に沿った発電量を供給する役割をになっています。

また、発電所内の巡回や設備の点検も行い、安全で安定した発電所の運用に責任を持って業務に取り組んでいます。

電力供給を止めないため発電所は24時間稼働しているため、交代制勤務が基本です。

メンテナンス(技術系)

各発電所設備のメンテナンスを担当する職種です。

修繕や点検計画に沿って設備の点検を行うほか、日々の巡回で発見された異常にも迅速に対応します。

設備に関する知識習得は高いレベルで求められますし、他部門との連携も求められます。

メンテナンスは、重大なトラブルを未然に防ぎ、電力の安定供給を実現するために欠かせない職種です。

送配電部門系の職種

給電指令(技術系)

時間や時期など、あらゆる状況を考慮して、発電所の発電量をコントロールする職種です。

効率的かつ経済的に発電所を運用するため不可欠な業務であるとともに、変電所や送電線の監視業務も行っています。

供給と需要のバランスを把握して業務にあたるため、比較・分析力が問われます。

送変電(技術系)

電気が通る送電線や鉄塔といった設備の保守・管理を行う職種です。

数万とある鉄塔の巡視や点検、補修を行い、24時間365日送り続けられる電力供給を支えています。

送電設備に関する研究を行う職種もあります。

研究結果は保守・改修計画に反映し、より効率的な業務に生かされています。

配電(技術系)

配電は実際に電力を届ける最終工程の職種です。

電柱や電線など配電設備の建設・運用・保守の計画策定がメインの業務です。

配電設備の設置や運用は電力の種類や環境の変化に対応しなければなりません。

近年は再生可能エネルギーの増加の影響により複雑化した配電設備に対応する能力が求められます。

配電設備の調査や研究を担当する職種もあり、ほかの部門同様、効率的かつ効果的な電力供給を目指しています。

小売部門系の職種

法人営業(事務系)

商業施設や工場、デベロッパーなどに営業活動を行う職種です。

自社を選んでももらうだけでなく、省エネソリューションの提案や新プランの提案など、顧客のためになるアドバイスも重要です。

一般家庭営業(事務系)

一般の家庭に営業活動を行う職種です。

法人部門もですが、電力の小売全面自由化により利用者には選択肢が増えたため、魅力的なプランやサービスの開発力や提案力が求められます。

他部門はもちろん、新たなサービス提供のため提携他社との連携も必要です。