スタイリストの種類

スタイリストの仕事は、担当する媒体などによって、いくつかの種類に分けることができます。

1.雑誌(出版社系)
2.TV・CM(映像系)
3.映画・ドラマ系
4.広告系

では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1.雑誌(出版社系)

書店に行けば、ありとあらゆるジャンルの雑誌が置かれています。スタイリストは、その中でも主に「ファッション雑誌」に出演するモデルを、流行のファッションにコーディネートしていきます。

この場合、基本的に出版社が意図するテーマで服を用意しますが、スタイリストの意見が求められることもあります。

また月刊誌の場合、出版社が決めたモデルに対してコーディネートすることが多いものの、単発で発売される雑誌であれば、モデル選びからスタイリストに委ねられることもあります。

2.TV・CM(映像系)

TVに出る有名タレントや、司会者等の衣装をコーディネイトします。担当するタレントによって売り出し方やキャラクターが違うため、そのイメージを損なわないようなコーディネートをする必要があります。

CM撮影の場合は、クライアントから指示のあった色や雰囲気の服を用意して、タレントにコーディネートします。

また、タレントとスタジオに同伴して、撮影の合間を見ては服のヨレやホコリ等を直すのも、現場での重要な仕事の一つです。

3.映画・ドラマ系

連続ドラマや単発のドラマ、さらには映画に出演する俳優・女優の衣装を揃え、コーディネートします。制作スタッフの指定した衣装を揃え、内容に合った衣装を選び、着せていくことになります。

映画やドラマでは、「キャラクター設定」や「シーン設定」が明確になされているため、スタイリストの感性などで自由にコーディネートするのではなく、作品の脚本・台本に合った衣装を用意します。

たとえば服が汚れてしまうシーンや、あえて破れた服を着ている役柄を演じる場面では、そういった服を用意しなければなりません。

基本的にスタイリストも現場に同行し、シーンの度に衣装を直します。現場によっては「衣装さん」と呼ばれることもあります。

4.広告系

企業ポスターや、量販店のチラシ等に出演しているタレントやモデルをコーディネートします。広告会社(クライアント)の指示に従い、衣装を用意します。

たとえば求人系の広告撮影の場合は、フレッシュマンやビジネスマンらしさを表現できるようなスーツを用意します。

チラシ撮影の場合は、自社商品だけでコーディネートを完成させたり、PRしたい商品を使ったコーディネートを依頼されることもあります。

このように、媒体によってスタイリストの仕事の仕方は少しずつ異なります。

オールマイティーにさまざまな現場をこなす人もいますが、フリーランスでは「雑誌専門」「映像専門」といったように、専門分野を中心に活躍するスタイリストも存在しています。

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