診療情報管理士の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

診療情報管理士を目指すきっかけで多いものは?

診療情報管理士になろうとするきっかけとしてよくあるのが、医療事務として働いていた人が、診療情報管理士になるため資格を取るパターンです。

一般的な医療事務の仕事だけでなく、より専門性の高い業務に当たれるよう、キャリアアップのために資格を取りたいという動機です。

すでに医療事務としての業務ができうえ上に、診療情報管理士資格を持っているとなると、就職先の選択肢が広がります。

また、資格手当が付きやすくなるというメリットがあります。

また、情報管理の勉強をしている中で、安定市場である医療系の施設においてスキルを生かしたいと考える人もいます。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

診療情報管理士の志望動機の考え方

診療情報管理士として医療機関で働く場合、志望動機については次の2点がポイントとなります。

(1)医療機関で働きたいと思った理由
(2)診療情報管理士という職業を志望した理由

医療機関は、一般企業などと比べると特殊な環境であり、特殊な役割を持った機関です。

そのため、一般企業ではなく、特に医療機関で働く職種を選んだ理由や、できればその職場で実現したい目標・使命感について伝えることが大切です。

また、医療機関で働く職種の中でも、医療職ではなく事務職である診療情報管理士という職種を選んだ理由についても、具体的に述べることができるとよいでしょう。

特に、診療情報の重要性や管理の必要性、この仕事に関する責任について理解し、尊重していることが正しく伝わるような志望動機を述べることができれば、そうでない場合に比べて好印象につながります。

診療情報管理士の志望動機の例文

医療事務から診療情報管理士へのステップアップを目指す場合

実際に診療情報管理士としての就職を目指す場合の志望動機として、例文を紹介します。

「私はこれまで、医療事務として⚪︎⚪︎病院に勤務しておりました。

医療事務として診療情報に関わる中で、医療機関における情報管理の重要性や診療情報管理士の責任を強く感じました。

そして、自分自身、より専門的にかつ責任を持って診療情報に関わっていきたいと感じ、この度診療情報管理士の資格を取得いたしました。

これまでの医療事務としての経験を生かし、より現場に寄り添った形で診療情報の管理にあたっていきたいと考えています。」

未経験から診療情報管理士としての就職を目指す場合

「私はこれまで、情報管理について専門で学んできました。

様々な情報の電子化やクラウド化が進む昨今、適切な情報管理の必要性は日増しに高まっていることを強く感じています。

特に医療機関においては、個人情報や、人命に関わる情報など、大変重要度の高い情報を扱っており、正しい知識と技術を持って管理する必要があると考えております。

これまでにつちかった情報管理についての知識を生かし、より安全かつ効率的な情報の運用を実現したいと考えております。」

診療情報管理士としての転職を目指す場合

「私はこれまでも、診療情報管理士として××診療所にて勤務してきました。

××診療所においては、診療情報の管理を一手に引き受けてきました。

情報の整理や効率的な運用方法の提案・実現、情報管理システムの導入など、業務改善も行いました。

今後診療情報管理士としてのキャリアを考える中で、これまでにつちかってきた経験や技術を生かし、より大きな施設において、専門性を発揮していきたいと考えるようになりました。

地域医療を中心的に担う貴院において、自身のスキルアップを図りつつ、安全かつ効率的な情報管理のため尽くしたいと思います。」

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

診療情報管理士の面接で聞かれること・注意点

診療情報管理士の求人に応募する場合、筆記試験のほかに面接があります。

面接で聞かれる典型的な質問として、

1.求人に応募した志望動機
2.経験者採用の場合は現職(または前職)を去ろうと決めた理由

があります。

1.志望動機については、明確に答えられれば問題ないでしょう。

2.現職(前職)の退職理由ですが、理由がネガティブなものであったとしても、ポジティブな姿勢を打ち出すのがベターです。

たとえば、資格を十分に生かせる業務を与えられていなかったことが退職理由だったとしたら、「こちらの職場ではより責任のある業務を担当できるとお見受けし、ステップアップにしたいと考えています」といった具合です。

また、退職理由としての人間関係のトラブルについての言及は避けましょう。

原因が自分側にないとしても、協調性のない人と思われる可能性がないとも言い切れません。

診療情報管理士の自己PRのポイント

診療情報管理士は、医療機関における情報管理の責任者となります。

医療機関で扱う情報には、患者の住所や名前、既往歴や家族についてなど、大変機密性の高い情報が多く含まれています。

また、これらの情報をもとに医療行為を行いますので、正確性が重要となります。

診療情報管理士には、これらの情報を正確かつ安全に管理し、正しい運用ができる環境を整える役割が期待されています。

職務における責任感や正確性が問われる仕事ですので、これらの適正について具体的にPRすることができれば、好感度につながります。

また、診療情報の管理に関するキャリアや学習歴、実績があれば、具体的にPRするとよいでしょう。

診療情報管理士の履歴書で気をつけるべきことは?

基本的には、一般的な履歴書の書き方やマナーを守っていれば大丈夫です。

読む人が読みたいと思えるよう、丁寧な字で簡潔に記述することが大切です。

その上で、情報管理に関する学習歴や実績は忘れず記載するようにしましょう。

アルバイトなども含め、医療機関で働いた経験があれば記載しておくと良いでしょう。

その際、診療情報に触れるセクションであった場合には、セクション名や職種名まで記載しておくと自己PRにつながります。