審判に向いている人、適性

そのスポーツの経験者

審判は、そのスポーツが大好きな人でなければ務まりません。そして、経験者であれば、なお適任です。

もちろん経験者でなくても、審判になれますが、経験者の方が細かなところまで目が届きやすく、つぎの展開も予測しやすいでしょう。

その競技に慣れているというのは、審判になるのに重要な条件の一つです。

細部にこだわるタイプ

重箱の隅をつつくように、細部にこだわるタイプも、審判には向いています。

たとえば、審判は、登録メンバーの名前や背番号が、出場メンバーのそれと一致しているかどうかチェックしなければなりません。

また、ユニフォーム一つとっても、商標の位置や大きさ、色、つけ方まで、ルールで細かく決められています。

ユニフォームから試合で使う道具まで、細かくチェックすることも審判の仕事の一つなのです。

競技にもよりますが、ルールは、たいてい細かなところまで定めています。また、ルールによっては、実際に起こりうるプレーと照らして見ないと、理解しにくいものもあります。

そういうルールを一つずつ分析し、実際のプレーのなかでどう運用していくか考えなければなりません。

こういう作業は、細部にこだわるタイプでなければ苦痛でしょう。

強大な権力に見合った審判としての能力

審判には、強大な力が与えられています。自分の判断で、試合の進行を止めることができます。

また、監督やコーチ、選手は、審判の判定に従わなければなりませんし、彼らが反抗的な態度を取れば、退場させることもできます。

それだけ大きな権限を与えられている以上、ルールを完全に把握すると同時に、的確に判定する能力が必要です。また、試合中は高い集中力を持続することが求められます。

さらに、ゲームをコントロールし、選手に気持ちよくプレーさせるという強い責任感も、審判になるための大きな資質です。

的確に動き回ることのできるスタミナ

ラグビーやサッカーの主審のように、走り回らなければならない競技では、80分、90分間走り続けられる体力も求められます。

ボールの動きに従って的確なポジションを取らなければ、正確なジャッジはできませんし、監督や選手たちの信頼を得ることもできません。

サッカーのW杯の審判になるには、持久走のタイムはもちろん、インターバル走をした時の心拍数や回復力までデータを取って調べられます。

Jリーグの審判では、そこまで詳しくチェックされませんが、試合中、展開に合わせて走るスタミナがなければ、主審をさせてもらえません。