審判の仕事とは? わかりやすく仕事内容を紹介

審判の仕事とは

スポーツの審判の仕事は、各競技のルールに則って試合を厳格かつスムーズに進行させることです。

試合前から審判の仕事は始まっており、場合によっては試合会場が基準を満たした設計になっているかといったチェックも行う必要があります。

チームスポーツであれば試合前に各チームから提出された出場選手を確認し、登録メンバーと出場選手の名前や背番号が合っているかどうかのチェックも行います。

試合では競技によって主審・副審・線審・塁審などに役割が分かれており、ルールに従って的確かつ公平にプレーの判定をしながら試合を進行させます。

選手が必要以上にエキサイトした場合は、選手をなだめたり注意をしたり、反則をとるなどしてゲームがスムーズに進行するように配慮します。

競技によっては審判もフィールド内を走り回りかなりの体力を必要としますから、日頃から体力を鍛えておくことも審判の重要な仕事の一つです。

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審判の歴史

スポーツの審判の歴史は競技によってさまざまですが、基本的にはスポーツが遊びや教育の一環から競技へと移行するなかで存在が確立されていきました。

たとえば、イギリスで生まれたスポーツであるサッカーには最初、審判はいませんでした。

もちろんルールはありましたが、イギリスではスポーツを紳士教育の一環として考えていたため、ルールを守るのは当たり前のことで審判の存在は必要ないと考えられていたのです。

しかし、サッカーが人気スポーツとなって世界に広まっていき、さまざまな大会なども開かれるようになると、プレーをジャッジする審判が必要となりました。

さらに、サッカーをはじめとするいくつかの人気スポーツはプロスポーツとして職業になっていったため、人気スポーツにおいては審判も職業となっていきました。

審判の組織・所属先

現在、スポーツの審判でフルタイムの仕事として成立しているのは、プロ野球、相撲、一部の格闘技、そして競馬や競輪で判定に関わる仕事などに限られます。

それ以外の多くのスポーツでは基本的には無給のボランティアである場合が多く、出場選手以外の選手やコーチなどが審判を務めることもあります。

サッカーなどの人気プロスポーツの審判は選手と同じようにプロとして扱われており、実力が認められればオリンピックや世界大会で活躍する「国際審判」になることもあります。

サッカーの審判を例に挙げれば、所属先は各サッカー協会です。

プロの審判としてJリーグで活動する場合は「1級審判員」の資格が必要となるため、日本サッカー協会の認定を受けて同協会に登録しています。

さらに、ワールドカップなどで審判をする場合は国際審判員として国際サッカー連盟に登録することになります。

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審判の1年の流れ

審判の1年の流れは競技によってさまざまですが、基本的にはその競技の年間スケージュールとともに動きます。

プロ野球やサッカーのJリーグのレフェリーであれば春から秋にかけてがシーズン、バスケットボールのbjリーグの審判であれば秋から春にかけてがシーズンです。

プロ野球やJリーグなどで専業として審判をしている場合は、オフシーズンには選手と同じように体力づくりなどを行っています。

しかし、審判を専業とできるのはプロ野球の審判とJリーグの一部の審判くらいですので、それ以外の人は他に本業を持っているか、競技団体のスタッフとして勤務している場合が多いです。

競技や契約形態によっても審判の生活は大きく異なりますので、「1年の流れ」は人それぞれです。