視能訓練士の現状と将来性

視能訓練士と将来性

視能訓練士は、最近急速に知名度が向上した職業です。眼科検査自体は無資格でも行えますし、今も視能訓練士を導入していない眼科診療所もあります。眼科医一人で、診察も検査もすべて行う、という形態のところもあるようです。

医学の進歩により、新種の眼科疾患が多く発見され、これまで不治の疾患であったものに対しての治療や症状の緩和が行えるようになりつつあります。

また、平均寿命がのびていることによって、高齢者の眼の状態に気を配ることが増えていることから、眼科での対応は幅広いものとなっています。さらに、眼科検査に用いられる機器には多くの最先端科学技術がつぎ込まれるようになり、操作にコツが必要なものも増えてきました。

その中で、素人同然の無資格者が検査を行うことの不確実性はもちろんのことですが、眼科医一人で診察と検査の両方のスキルを維持したまま仕事に臨むのは困難なことです。

こうしたことが、視能訓練士という職業が注目される理由の、一番大きなものです。

視能訓練士の将来性に関する問題点

一方、問題点としてあげられるものは、ここ10年間でおよそ2倍と、視能訓練士が急増していることです。

国家試験に合格すれば誰でも視能訓練士を名乗れますが、何年か先には求人が頭打ちになってしまい、いざ視能訓練士の資格をとっても就職の倍率が高い、となってしまうかもしれません。

視能訓練士の資格を取得するためには指定の養成機関を卒業しなければいけませんので、資格取得には一定の時間がかかります。現在需要があるからという理由だけでなく、本当に視能訓練士として働きたいのかを最初によく考える必要があるでしょう。