通信で視能訓練士の資格は取得できる?

視能訓練士を通信課程で目指せるのか?

一口に大学と言ってもさまざまな通い方があり、生活の都合に合わせた通い方ができれば利便性が高いです。

「通信制・通信課程」もその1つなのですが、視能訓練士向けの通信課程を設置している教育機関・養成施設は残念ながらありません(2019年9月時点)。

その理由はさまざまですが、大きな理由としては通信課程では「実技実習ができない」ことが挙げられます。

視能訓練士の実習は「臨床実習」と「学内実習」があり、臨床実習では実際の医療現場に赴いて実習を行う必要があります。

これは視能訓練士の国家資格の受験資格を有するための養生所の卒業に必要な過程の1つであるため、通信課程では実技実習ができない点が視能訓練士向けの学習としては大きなネックとなるのです。

もちろん、視能訓練士になるためには知識も重要ではあるのですが、知識だけでは視能訓練士として活躍することは到底不可能です。

残念ですが、通信課程の視能訓練士向けの学習プランを計画していた人は、将来設計を大きく見直す必要があります。

視能訓練士を夜間過程で目指せるのか?

大学の特殊な通い方としては、通信課程の他にも「夜間過程」などがあります。

夜間過程は、昼間は働きながら夜に学習することで大学に通うことができるなどのスタイルを実現できるなどのメリットがあるわけですが、一部の視能訓練士養成機関では夜間過程を設置しています。

例えば、眼科医で看護師として働いている人が、昼間は看護師として勤務し、退勤後に夜間過程で視能訓練士向けの勉強をするというスタイルもあります。

昼間の時間を好きに使えるため、さまざまなライフスタイルに組み入れることができる点は大きなメリットとなります。

ただし、すべての視能訓練士養成機関で夜間過程を設置しているわけではありません。

設置はあくまでも一部の養成機関に留まるため、養成機関は全国に28か所ある(2019年4月時点)とは言えお住いの場所によっては夜間過程で視能訓練士を目指すために遠くの養成機関に通わなければならなくなる可能性があります。

視能訓練士向けの夜間過程を設置しているかどうかについては、各教育機関のホームページを確認してください。

視能訓練士と夜間過程の相性の問題

視能訓練士を目指して夜間過程で勉強しようと考えている人には、もう1つ気にしておくべき重要なポイントがあります。

それは「臨床実習」についてです。

基本的に夜間過程は文字通り夜の間に大学に通い、必要な勉強を進めていくスタイルとなりますので、先ほど述べたように昼間は働きながら夜に大学に通うなど、昼間に忙しい人でも大学に通える点が大きなメリットとなります。

問題は、視能訓練士の勉強の中に臨床実習というものがあり、これは実際の医療現場にて実習を行うものです。

「実際の医療現場」というところがネックであり、医療機関が業務を行う「昼間」に実習を行います。

夜間過程とは言え、医療現場の事情を曲げてまで夜に実習をするということはできず、臨床実習に限っては昼間にスケジュールを空けておく必要があります。

もし、昼間に働いているなど、自分だけでスケジュール管理が難しい場合には、臨床実習の予定が決まった時点で早めに勤務先など関係者に相談してスケジュールを調整しておきましょう。