臨床工学技士に向いている人、適性

チームで物事を成し遂げられる人

現代の医療現場では、「チーム医療」の重要性がますます強くうたわれるようになっています。

したがって、臨床工学技士もその一員となり、他職種のスタッフと連携しながら業務を進めていく必要があります。

基本的に、臨床工学技士は看護師、医師、理学療法士、栄養士、臨床検査技師などと一緒に、患者さんの情報を交換しながら仕事に臨みます。

月1回程度の会議を通じて、各自が患者さんの「QOL(生活の質)」を高めるために意見交換を行い、それぞれ最善の案を出して業務が成り立っています。

なかには、知識や技術でカバーするからコミュニケーションはいらないという考えの臨床工学技士もいますが、コミュニケーションを円滑に行うことができれば、情報交換もスムーズになり、よりよい治療につながります。

こうした「チームプレイ」が医療現場では欠かせません。自分一人だけではなく、他の人と一緒に物事を進めていくことに喜びを見出せる人が、この仕事には向いているといえるでしょう。

機械に興味がある

臨床工学技士の日常では、自分でマニュアルを見ながら機器を稼働させたり、修理したりしなければならない場面が多々あります。

そのため、機械について興味を持てる人でないと、なかなか知識や技術を深めるのも難しいです。

とくに、現代の医療機器の進化はめざましく、毎年新しい機能が付加されていきます。院内では他職種のスタッフから説明を求められることもしばしばあります。

それに応えるためにも、患者さんの命を守るためにも、勉強は欠かせません。

機械に興味がある人のほうが、大きなやりがいを感じられるでしょう。

人を助けたい気持ちが強い人

臨床工学技士は、仕事を通じて、専門的かつ高度な機械とじっくり向き合っていくことになります。

先にも挙げた通り、新しい機械の仕組みや扱い方について興味を持ち、それを突き詰めていくことはとても大切です。

一方、「なぜ、その機械が必要とされるのか?」ということまで考えて仕事をすることが大切です。

医療機器はいつでも、患者さんの健康を守ったり、命を助けたりするために使われます。

つまり、臨床工学技士が扱う機械の向こうには、いつでも人がいる。これを忘れずに、医療分野で働く一員として、「人を助けたい」という気持ちを強く持てる人に向いている仕事です。