内視鏡専門の臨床工学技士は発展途中だけど多くの経験ができる

投稿者プロフィール

臨床工学技士 みりんさん

30代後半 女性経験:12年0ヶ月 大阪府

現職 / 正社員

投稿者の仕事満足度

総合満足度
4.50
仕事内容
4.50
やりがい
5.00
働きやすさ
4.50
給料・年収
4.50
休日・待遇
4.00
成長・将来性
4.50
メッセージ

臨床工学技士の業務に内視鏡の管理や患者さんへの説明があることはご存知でしょうか?

病院における内視鏡分野の領域が大きくなるなかで、消化器内視鏡をはじめとした多様な内視鏡機器を専門にして業務を行っています。

機器管理、洗浄業務、検査治療介助と深く学んでいく分野です。

知識や技術の習得の他にも、他職種との協働プレーや患者さんとの接遇といったパーソナリティーの学びも多く経験できます。

内視鏡専門の臨床工学技士はまだ少なく、発展途上ですが、ぜひ興味を持ってチャレンジしてほしいです!

仕事内容

勤務地は大阪府の三次救急も担う病床数900の病院です。

仕事内容は内視鏡機器管理、洗浄業務、検査治療介助です。

機器管理は、内視鏡ビデオスコープの修理や点検管理、その他治療に関する多くの機器の修理や点検管理を行っています。

洗浄業務は、検査に使用した内視鏡機器やその他の機器の洗浄、感染管理です。

検査治療介助は、検査に必要な機材や物品の準備や医師、看護師とともに通常検査から早期癌治療や出血に対する緊急治療を行っています。

なるには

臨床工学技士の養成学校や大学を卒業後に国家資格を取得することが、まずは1ステップ目です。

国家試験は過去問題集や予想問題集をたくさん復習し、近年の問題の傾向を掴めると良いと思います。

私の学生時代には内視鏡に関する授業はほぼありませんでしたので、就職後は0からのスタートでした。

今思えば中途半端に知識もなく、まっ白な状態からスタートができたので、勉強することも多い反面、たくさんのことに興味を持てました。

スキル習得はスタッフによって工夫や感覚に違いがあるため、自分に合うスタイルを導くまでに苦労しました。

やりがい

内視鏡検査は侵襲度が高く、恐怖感を持って検査を受けられる患者さんが多くいます。

検査前に充分な説明や不安に対するアドバイスを行うことで、少しでも患者さんの負担を軽くすることができます。

このことから患者さんから喜ばれることが多く、安心して検査を継続して受けていただけることができた時にやりがいを感じます。

他にも医師や看護師と協力して一つの治療を行えたり、臨床工学技士の視点から提案を出したりと、経験や知識を活かすことができます。

向いてる人

臨床工学技士を目指す人の多くは、機械いじりが好きな方が多い印象です。

内視鏡分野は患者さんとの接触時間は短いものの、要望やニーズに可能な限り応えることで、検査の質を向上させます。

また協働作業や介助といったチームワークも必要です。

気遣いが出来、他者の気持ちを汲み取れる人が向いています。

給料・年収

30代後半、中途採用の勤続年数8年、月収30万前後です。4週7休制で、年次休暇20日が支給されます。

当直は無く、オンコール体制です。

福利厚生は私学共済に基づいていますので、手厚い方だと実感しています。

就職・転職

就職場所は大型から中型規模の病院やクリニックです。

治療や難症例の多い大型病院であれば、多くのスキルを身につけられますが、緊急性の高い検査も多くあるため多忙です。

クリニックなどは比較的スクリーニング検査や検診が多いので、ライフスタイルを重視する方には時間的な余裕が持てると考えます。

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